コーヒーを抽出する時に使うペーパーフィルター。うっかり買い忘れてしまった、という経験をしたことはありませんか?そんな困った時、あるキッチン用品を使ってお手軽にペーパーフィルターの代用品を作ることが出来ます。
普段は野菜の水切りや油切りに使ったり、キッチン周りの汚れを掃除したりと便利なキッチンペーパーですが、実はペーパーフィルターとして使うことが出来ます。今回はキッチンペーパーで作るペーパーフィルターの作り方をご紹介します。
手軽に作れる手作りペーパーフィルター
手作りペーパーフィルターの作り方、注意点から見ていきましょう。まずは、キッチンペーパーを用意してください。(比較的安価なキッチンペーパーでも大丈夫です)
ペーパーフィルターの作り方
1. キッチンペーパーを1枚切り取り、三角形に折ります。(余る部分は折ってください)
2. 左右の鋭角の部分を中央に向かって重なるように折ります。
3. 上部の三角形の部分を手前と向こう側に折り、開くとコップのような形が出来上がります。(開く上で、折った部分が被る場合は破いてください)
4. これで完成です。コーヒーメーカーにセットして粉を入れればいつものようにコーヒーを作ることができます。
作るときの注意点
出来上がりのカップの開きロがコーヒーメーカーより少し小さい場合があるので、粉を入れる際にこぼさないよに気をつけてください。また、ドリップ用のカップと、キッチンペーパーの間にコーヒー豆の粒やお湯が入らないように、キッチンペーパーの中心とカップの中心を合わせるようにして下さい。
コーヒーの淹れ方
お湯を粉にそっと乗せる感じで、サーバーに液が落ちるか落ちないか位の湯量をゆっくりと注ぎます。このとき高い位置からドバっと注ぐと、粉が飛び散ってしまい、蒸らしがきれいにできません。
いきなり「の字」淹れをしない
初めに「の字」に回し淹れると、抽出されたコーヒーはなかなか落ちていかず、さらに抽出層を壊す原因になります。最初は粉が大きく膨れ上がり、今度は縮んでくる、これが抽出層です。
そのため、必ず中心にお湯を細く垂直に入れて、抽出層をいっぱいにしてから、ろ過されている量程度のお湯を注ぐために、の字に回し入れるのが良いでしょう。
コーヒーのうまみを引き出すために20~40秒位、何もしないで待ちます。3~4回ほどお湯を注ぐ、待つを繰り返し、アクを落としきる前にフィルターをはずせば完成です。
手作りペーパーフィルターの作り方まとめ
ペーパーフィルターの紙質より厚めのものや薄めのキッチンペーパーもあるので、いつも飲んでいるコーヒーの濃さに違いがみられるかもしれませんが、基本的にはどんなキッチンペーパーでもペーパーフィルターの代用として使うことは可能です。ペーパーフィルターを買い忘れてしまったときなど、ペーパーフィルターを買いに出なくてもコーヒーを入れられるという意味では、節約にもつながりますよね。
この方法を知っておくと、ペーパーフィルターがなくてもコーヒーブレイクを断念することなくコーヒーを楽しむことができます。折り紙を折る感覚で簡単にできるので、ぜひ1度お試しください。