日本でも多くの人に親しまれているカプチーノ。イタリアでとても好まれているコーヒの飲み方のひとつです。また、そのカプチーノにアレンジを加えさらに美味しくするカスタマイズ術があるのをご存知でしょうか。
カプチーノの作り方(基本編)
カプチーノとは、エスプレッソをベースに蒸気で温められたスチームミルクと、蒸気で泡立てられたフォームミルクの両方を3層にして淹れたコーヒーです。
ご家庭でカプチーノを作るには、エスプレッソマシンやミルクフォーマーが必要ですが、ここでは、マシンが無くても家庭で簡単に作れるカプチーノの作り方をご紹介します。
材料・道具
- コーヒー豆(フレンチロースト:深煎り):20~30g
- 牛乳
- コーヒードリッパー
- ミルクフォーマー(ハンディクリーマ)
- マグカップ(あらかじめお湯を淹れて温めておきます)
カプチーノの淹れ方
- コーヒーを淹れます。エスプレッソの代わりなので少し濃いめに淹れます。
- コーヒーを抽出している間にミルクを温めます。中火で沸騰しない程度に温めます。
- カップの3分目までコーヒーを注ぎ、次に6分目までミルクを注ぎます。残りのミルクをミルクフォーマーで手早く泡立てます。
- カップの縁まで泡立てたミルクを注いだら出来上がりです。カプチーノは温度が下がるとおいしさが半減してしまうため、熱いまま飲めるように手早く作ってください。
カプチーノのエスプレッソ、フォームミルク、スチームミルクの割合は、一般的に1:1:1と言われています。しかし、店や飲み人の好みで少しずつ違っています。
カプチーノの作り方(アレンジ編)
カプチーノはそのままでも十分に美味しく飲めますが、様々なアレンジ方法があります。
シロップでアレンジ
カプチーノに様々なシロップを加えることで、ノーマルなカプチーノとは違ったフレーバーを楽しむことができます。
- キャラメル・カプチーノ
カプチーノにキャラメルシロップを加えたものです。 - ヘーゼルナッツ・カプチーノ
カプチーノにヘーゼルナッツシロップを加えたものです。
上記以外にもバニラシロップ、チョコシロップ、チョコミントシロップ、ストロベリーシロップ、ラズベリーシロップ、マロングラッセシロップ、バナナシロップなどがあります。
トッピングでアレンジ
カプチーノにココアパウダーやシナモンパウダーをかけて飲むこともあります。ちょっとした香りの変化を楽しみたいときにおすすめのアレンジです。
牛乳以外の乳製品でアレンジ
- ソイチーノ
牛乳の代わりに豆乳を使用したカプチーノです。 - スキニチーノ
牛乳の代わりにスキムミルクを使用したカプチーノです。 - カプチーノ・フレッド(アイスカプチーノ)
カプチーノはホットのイメージが大きいですが、冷たいカプチーノもあります。特にローマやギリシャで飲まれています。
その他のアレンジ術
また、好みに応じてエスプレッソとミルクの割合を変えてみるのもおすすめです。
- カプチーノ・キアロ
エスプレッソに対してミルクの割合が多いものです。 - カプリーノ・スクーロ
エスプレッソに対してミルクの割合が少ないものです。 - ウェット・カプチーノ
フォームミルクより、スチームミルクの割合が多いものです。液体のミルクが多いためとろっとしています。 - センツァ・スキューマ
フォームミルクを全く入れないものです。 - ドライ・カプチーノ
スチームミルクより、フォームミルクの割合が多いものです。ミルクの泡が多いため、ふわっとしています。
コーヒーショップのカスタマイズ術
エスプレッソとミルクを使ったアレンジは実は非常に幅広く、国内のコーヒーチェーン店でも様々なメニューが展開されています。下記は、そのほんの一例をご紹介しています。
スターバックスおすすめ
- カプチーノ+チョコレートソース+シナモンパウダー
- カプチーノ+キャラメルソース
- ドライカプチーノ+コーヒーシュガー+はちみつ
タリーズおすすめ
- カプチーノ+ヘーゼルナッツシロップ
カプチーノをさらに美味しくするカスタマイズ術まとめ
カプチーノにもたくさんのカスタマイズ方法があります。エスプレッソとミルクの量を変えて少しアレンジするだけで、いつもと違った味わいが楽しめるのが、カプチーノの一つの魅力でもあります。
また、シロップやココアパウダーなどトッピングを追加するだけで、コーヒーの香りに違うフレーバーが加わりさらに美味しさが増します。その日の気分で様々なカスタマイズをして、いつものコーヒータイムをさらに充実したものにしてください。