今ではポピュラーな飲み物であるコーヒー。
しかし、コーヒーを飲んで、胸焼けやムカムカするなどの症状が現れる方もいるのではないでしょうか。一体、胸焼けの原因は何なのでしょう。コーヒーと胸焼けの関係について解説します。
コーヒーで胸焼けが起こる?
胸焼けとは、「逆流性食道炎」が原因で起こります。胃酸が食道に逆流することにより起こる症状です。胃酸の量が増えればその分逆流する量も増え、胸焼けを引き起こしやすくなります。
コーヒーで胸やけを引き起こす原因
- 胃酸の分泌促進
コーヒーに含まれるカフェインには、胃酸の分泌を促進する働きがあります。空腹時にコーヒーを飲むことにより、胃酸の分泌量が増加し、胸焼けを引き起こすといわれています。 - 酸化したコーヒーが原因
コーヒー豆を挽いた後、時間が経ってしまったコーヒーや、コーヒーメーカーで淹れた後、長時間保温されたコーヒーは酸化しています。また、保存方法にもよりますが、豆のままのコーヒーでも、焙煎してから2週間ほどで腐敗してきます。酸化したコーヒーは、健康に害を及ぼします。 - コーヒーアレルギーが原因
あまり知られてはいませんが、コーヒーアレルギーというものがあります。このコーヒーアレルギーが原因で胸やけを起こし、体調が悪くなる人もいます。
ここで紹介したコーヒーが原因である可能性以外にも、食事が原因で胸焼けを引き起こしている可能性もあります。
コーヒーによる胸焼けの対策
コーヒーによる胸焼けの対策をいくつかご紹介します。
- コーヒー豆を挽く際には、1杯分または1日分ずつにします。また、コーヒーは作り置きをしないで、飲むときに1杯ずつ淹れるようにしましょう。
- なるべく空腹時を避け胃酸の過剰な分泌を避けるようにしましょう。
- コーヒーアレルギーと思われる方は、仕事先や訪問先で「アレルギーなので」とひと言伝え、摂取を控えましょう。
コーヒーは食後に飲めば胃酸の分泌を促進し、消化を助けてくれるメリットもあります。飲むタイミングや、その日の自分の体調などを考え、上手にコーヒーと付き合っていくようにしましょう。