「さて、コーヒーでも飲もうか!」業務がひと段落し、少しばかり休もうと思った時の常套句ですよね、もはや。仕事の合間のひと時に飲む缶コーヒーって、どうしてあんなに美味しいんでしょう…。そんな缶コーヒーをさらに美味しく楽しむ方法を探してみました。
無意識に買ってしまう缶コーヒー
今やどこにでもある自動販売機。オフィスからコンビニに寄るまでに数台見かけることもザラではないでしょうか。というか、オフィス内に備え付けてあるビルも、今では割と当たり前な風景ですよね。
職場で楽しむ缶コーヒーのワザを探る前に、まずは缶コーヒーそのものについて振り返ってみましょう。
缶コーヒーを選ぶメリット
- 思い立ったその場で即購入できる
- メーカー毎のブレンド・種類が豊富
- なぜだかとても美味しく感じる(理由は不明)
まず、個人的見解とも言いきれないのが、3つめに挙げた『なぜか美味しく感じてしまう』という謎の感覚…。寒い日に飲む温かい缶コーヒー。同僚におごってもらった缶コーヒー。喫煙所で飲むおしゃべり片手間の缶コーヒー。特別美味しく抽出されたわけでもないのに、どうしても“あの”缶コーヒーは、美味しく感じてしまう謎の特性を持っています。
そして自販機で買えることによる真骨頂、“飲みたい時に飲める”という利点。その日の気分によって、ホットでもアイスでも、はたまた無糖・微糖・オレすらも選べる種類の豊富さには驚きますよね。缶コーヒーフェチの人は「これ、美味しいの…?」なんていう珍コーヒーを見つけてしまった日にはもう、即買いしているのではないでしょうか。
缶コーヒーを選ぶデメリット
- ついつい財布の紐が緩んでしまう
- 意外と多いカロリー量
- ブラックはブラックではない!?
- 無意識的に集中力を削がれてしまう
瞬間的に買うことのできる缶コーヒーですが、その利点が反転、デメリットにもなり得てしまいます。つまり、「買いすぎてしまう」「飲みすぎてしまう」ことにより起きる弊害とも呼べるもの。買いすぎによる金銭的な問題は、この際置いておくことにします。
それよりも目を向けて欲しいのは、缶コーヒーには『多くの添加物や糖分などが入っている』という点。例えば“香り”を推している缶コーヒー。アロマ、挽きたて、炭火焙煎などを謳っている商品には、ほとんどの場合人工的な香料が使われています。ブラック無糖と謳ってはいても、添加物が入っているものも多いのです。
また、商品によっては1缶あたり角砂糖3個分以上の糖分が含まれているものもあり、1日に数本飲むだけで大変なことに…。糖分の摂りすぎは眠気を誘うとも言われており、集中したい時・眠気を覚ましたい時には逆効果となってしまうので注意です。
職場での缶コーヒーの楽しみ方
どちらかというとデメリットの方が大きい缶コーヒーですが、大好きなブレンドや銘柄のもの、またその購入のしやすさからどうしても財布の紐が緩みがちです。ということで、まずは…
小銭のストックを作って“パターン”を付けてみる!
1日に買う回数を制限して飲むようにしましょう。デスクに小銭用のケースを置き、その日に飲む回数分だけストックを作っておくのです。とはいえ、ただ回数制限をかけるだけでは続けにくい上に、どうしても面白味に欠けます。そのため、それぞれの1回分に対して“パターン”を付けておくのがおすすめです!
例えば、「あのプレゼンがうまくいったら…!」という課題型や、「行き詰まった時のリフレッシュに!」なんてスイッチ型など。たかが缶コーヒーでも一個一個に役割を与えておくと、案外仕事がはかどったりもします。
こういった『小さな楽しみを作ること』は非常に重要で、息抜きでもあり、目標にもなってくれます!
缶コーヒーは“場を作って”飲む!
ドラマやCMでも演出されているような“ドラマチックなシーン”にやたらと缶コーヒーは現れます。また、そういったシーンの中で飲んでいる缶コーヒーはとっても美味しそうに感じてしまいますよね。それは何もドラマだからというわけではありません。特別な雰囲気の下で飲む缶コーヒーは、確かに3割増しほど美味しくなるのです。
鬱屈とした仕事の合間にオフィスのベランダで…。仕事帰りの疲れた日には夜の公園で…。雲を眺めたり、星空を見上げてみたり、馬鹿らしいと思うかもしれませんが、これが意外に効果があります。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、場を作り雰囲気に酔っている時ほど、缶コーヒーは美味しさを増しているように思います。
缶コーヒーは「パターン」と「場」を作ること!
添加物や糖分の多い缶コーヒーは、当然ながら飲みすぎてしまうと大変なことになってしまいます…。そのため、仕事の合間に飲むコーヒーは、まずはキッチリとストックを作り回数制限を設けるようにしましょう。その上で、様々な楽しみ方を『1缶ごと』に設けていく楽しみ方がおすすめです!
そして缶コーヒーの美味しさをより引き出してくれるのが“場を作ること”です。どういった環境下で飲むと美味しくなるのか、思考を巡らせてみるのも面白いかもしれませんね。