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SCAJ 2017

SCAJ 2017

秋の足音も近づく9月。温かいコーヒーが美味しくなってくる頃合いですが、毎年9月下旬はコーヒー業界に関わる方が一堂に会する、SCAJという大きなイベントがあります。

「SCAJ ワールドスペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション」とは、コーヒー生産者、機器メーカーをはじめ100社以上の国内外の企業が出店するアジア最大のスペシャルティコーヒーイベントです。

2017年は9月20日(水)~9月22日(金)の3日間、来場者は合計29,801人で前年度より11%ほど多かったとのこと。昨今のコーヒーブームの影響も大きいのか、来場者は年を追う毎に増えている様子です。

場所は国際展示場前駅にある東京ビッグサイト。3日間行われたイベントの初日の様子をレポートします。イベント自体は終了しましたが、来年以降行ってみようかなと考えている方に参考になればと思います!

最新のコーヒー器具

レストランやカフェ等の飲食関連の方が多く訪れるSCAJでは、最新のコーヒー器具の見本市とも言えます。焙煎機からエスプレッソマシン、抽出器具はデザイン面、機能面に趣向を凝らした展示・デモンストレーションを行っているので、特に器具の購入目的でなくても楽しむことができます。

会場を回っていると全体的にニトロコールドブリューのサーバーを提供しているところが多かったです。

ニトロコールドブリューとは、窒素を充填したアイスコーヒーをビールサーバーのような器具で抽出したもので、円やかな口当たりのクリーミーな泡を楽しむことができるのが特長です。写真はKEY COFFEEのCOLD CREMAというマシン。

UCCのブースでも提供していました。グラスに注がれる様子は本当にビールのようです。渋みや雑味のないマイルドな味わいで、夏の暑い日にぐいっと飲みたい一杯です。

こちらは自動でハンドドリップをしてくれるマシン。Ocean Richという名前で特許出願もしているのだとか。ロボティクスの潮流がコーヒー業界にも来ていますね。

抽出口の部分がゆっくりと回転し、コーヒー豆全体にお湯が落ちる様子は確かにハンドドリップをしているように見えます。バリスタのいない飲食店や、企業のオフィスなどに導入されると面白そうです。

近代的なデザインのSmart Milk TapはKalitaのブースにありました。容量を自分で設定できいる「感応式ミルク供給システム」とのことです。

シンプルながら洗練されたデザインのコーヒー器具を取り扱うKINTO。ドリッパーやグラスなどを展示していました。値段もリーズナブルですので、個人で自宅用に購入するのも良いアイテムです。

フレーバーシロップなどを扱っているMONIN(モナン)のブースではラティストというキャラメルソースやココアソースを使ったラテアートのデモンストレーションが行われていました。

最高峰のコーヒーが楽しめる

コーヒーの生産者、卸売り業者なども多く出店するSCAJでは高品質のコーヒーを楽しむことができます。

特に多くの人が集まっていたのはNinety Plusのブース。Ninety Plusはバリスタ選手権でも使用される最高品質の豆を扱うアメリカの企業です。

ラッキーコーヒーマシンのブースでは時間毎にバリスタの方がカプチーノを提供。こちらも時間問わず終始列が絶えません。

バリスタチャンピオンシップの開催

イベントステージでは日本スペシャルティコーヒー協会が主催するJapan Barista Championship(以下JCB)が開催されていました。初日は準決勝で16名のバリスタが参加されました。

JCBはエスプレッソを基準とした3種類のドリンクを制限時間内に提供します。味の評価に限らず、コーヒー豆の選定、提供過程の所作などが総合的に評価されます。

競技者はピンマイクを付け、プレゼンを行いながらドリンクを提供します。選考員とギャラリーが見守る独特の緊張感の中でも堂々とプレゼンされる様子は、流石数多のバリスタから勝ち残ってきた一流のバリスタ達、という印象でした。

はじめてSCAJに参加してきましたが、コーヒーを生業とする方は勿論、一般の方も十分に楽しめるイベントでした。平日開催ですが、コーヒー好きの方なら必ず楽しめますので、機会があれば是非足を運んでみて下さい。

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。