苦味の強いことで知られているエスプレッソ。飲み方も淹れ方も特徴的ですが、そのなかにシングルやダブルがあるのはご存知でしょうか。シングル・ダブル、それぞれの違いをご説明しましょう。
エスプレッソ(espresso)とは?
イタリア発祥のコーヒーです。焙煎して細かく挽いたコーヒー豆から、高温高圧で急速に抽出します。
エスプレッソはレストランやカフェなど飲む場合は専用の大きな機会で抽出していることが多いですが、家庭で安価に簡単に楽しむことも可能です。
シングル・ダブルの分量の違い
濃厚に抽出されることから、同量のコーヒー豆から淹れた場合でも容量が少ないのが特徴です。
基本的には7~10gほどの豆から30mlほどのエスプレッソが抽出したものがシングル(ソロ)。
これに対し、14g~16gの豆から60mlのエスプレッソを抽出したものを、ダブル(ドッピオ)と言います。
エスプレッソダブルとは要するに、シングルの倍量のものということです。エスプレッソはドリップコーヒーと比べ非常に少量なので、ダブルで提供されることも多いようです。
シングル・ダブルの味の違いや特徴
高圧抽出によって濃厚な味に仕上がり、深煎り豆を使用することも相まって苦みが強いと感じる人も多いようです。基本的にシングルとダブルで、味や濃度の違いはありません。
しかし、豆が9g以下だとクレマ(液面に浮かぶ泡)が出にくいという特性があります。ダブルで入れたた場合だとクレマがたっぷり浮かび、おいしくなります。濃厚さから通常のドリップコーヒーよりも砂糖を多めに入れたり、他の飲料で割る傾向があります。