バルト三国と呼ばれる、バルト海東海岸に位置する国の一つリトアニア。日本ではあまり馴染みのない小さな国ですが、国民一人あたりのコーヒーの消費量は多く、世界トップレベルです。
今回は、そんなリトアニアのコーヒー事情とその特徴について紹介します。
一人あたりのコーヒー消費量はトップクラス
国土が小さいため、コーヒーの総消費量では大国に負けていますが、国民一人あたりの消費量となると、世界トップレベルのリトアニア。年間で一人あたりおよそ400杯以上飲むというデータもあり、コーヒーが好きな国民性が伺えます。
チェーン店の少ないリトアニア
リトアニアにあるカフェのほとんどは個人経営のもの。各店舗が特色のあるカフェを作っており、地域に根ざした形になっています。食事のためだけではなく、店主との人間関係を築くために顔をだすことも多いようです。
チェーン店はバルト三国で展開しているような店舗があるものの、スターバックスのような世界的規模のチェーン店はほとんど存在しません。
アイスコーヒーはほとんど飲まれない
世界的チェーンがないことも影響してか、リトアニアにはアイスコーヒーを飲む文化がありません。
多く飲まれているのは、エスプレッソやドリップなどのホットコーヒー。冬は厳しい寒さを向かえるということもあり、ホットコーヒーを飲むのには身体を温めるという意味もあるのでしょう。
浅煎りのコーヒー豆が主流
リトアニア使われているコーヒー豆は、主に浅煎りのもの。エスプレッソなどで使うローストの深いものはあまり使用されていないようです。
これは北欧に多い傾向ですが、コーヒーは酸味の強いものが好まれています。特に、ドリップコーヒーを1日に何杯も飲むリトアニアでは、濃い目のものよりもフルーティーで爽やかな浅煎りコーヒーが好まれています。
お菓子やケーキと一緒に
リトアニアでは、カフェでケーキと共にコーヒーを楽しむ姿がよく見られます。食事はもちろん、デザートとコーヒーだけを食べにカフェに通う人々も多いようです。イギリスでいう、ティータイムのような形でリラックスする時間をリトアニアの人々は大切にしているのだそうです。
リトアニアのコーヒー文化と特徴 まとめ
北欧で楽しまれているコーヒーの特徴と共通することの多い、リトアニアのコーヒー文化。近年日本でも北欧のコーヒーを専門に扱う店が出てきました。これを機に、北欧の国々で飲まれているコーヒーにも目を向けてみるのも面白いかもしれませんね。