みなさんはコーヒーをドリップした後のかすをそのまま捨てていますか?普通なら捨ててしまいがちなコーヒーのかすは、実は再利用することが出来ます。
一体どんなことに使うことが出来るのか、コーヒーのかすの再利用術についていくつかご紹介したいと思います。
コーヒーかすの再利用術①消臭剤
コーヒー豆のかすは、活性炭よりも優れた消臭効果があるとされています。以下の3つの作用で臭いを吸着します。
- 水分がアンモニアをとらえる
- カスにあるたくさんの穴が、アンモニアを捕える
- コーヒーそのものの分子構造が科学的にアンモニアを吸着・中和する
脱臭効果は乾燥した状態よりも水分を含んだ状態のほうが圧倒的に大きいです。そのため使用済みのコーヒーかすは、軽く水分を切ってから平らな皿などに広げると、台所や冷蔵庫、トイレなどの消臭剤として使用できます。
また、よく乾燥させたものを布袋などに入れて下駄箱に入れておくと、靴のニオイもスッキリ落としてくれます。
コーヒーかすの再利用術②灰皿の火消し
ドリップ後のかすは、濡れたままのものをそのまま灰皿に敷き詰めておくことで、タバコの火消しとして再利用することが出来ます。また、火消し作用以外にも、消臭効果で消火時の嫌なニオイも軽減してくれるので、結果的に部屋の臭い取りにもなり一石二鳥です。
コーヒーかすの再利用術③洗剤の代わりに
グラスや瓶などの、ガラス製の物を洗う際に、コーヒーかすを少量入れます。数回振り洗いすると、汚れが落ちます。油の付着した食器なども、コーヒーかすをつけてスポンジでこすれば、洗剤要らずでとってもエコです。
また、しつこい汚油れにも効果があります。使用後のフライパンや、油でギトギトになった食器洗いにもおすすめです。
コーヒーかすの再利用術④靴のワックス代わりに
十分に水気を絞ってから、ガーゼなどの目が細かな布でコーヒーかすを包み、靴を拭くと、革靴のワックス代わりに大変身します。豆に含まれる油分によって、革靴などもツヤツヤになります。
専用のワックスがない時や、簡単に靴のお手入れをしたいときに向いています。使用した後は靴の中に入れておけば、消臭効果も期待できます。
コーヒーかすの再利用術⑤虫除けや猫よけ
コーヒーかすは適度に酸性なので、虫除けとしての効果も抜群です。コーヒーかすをアリの巣周りやナメクジなどが発生している場所にそのまま撒いておきます。
また、猫はコーヒーの匂いを嫌いです。同時に柑橘類の匂いも苦手なので、コーヒーかすと混ぜ合わせる事で効果が倍増されます。
コーヒーかすの再利用術⑥肥料
観葉植物や家庭菜園などの鉢にほんの少しコーヒーのかすを入れると、天然の肥料になります。害虫の忌避剤としてもかなり有効です。
特に地中にいる害虫に悩まされる時に、堆肥とコーヒーのかすを4対1の割合でまぜておくと、かなりの効果が期待できます。
使用後のコーヒー豆の再利用術まとめ
肥料や虫除け、消臭剤からしつこい油落としなどの掃除まで、コーヒーかすには幅広い使い道があります。どんなことに再利用出来るのかを考えれば、地球に優しいエコな生活ができるようになります。
コーヒーをおいしく飲んだ後は、かすを捨てずにとっておくことをおすすめします。