世界のコーヒーにTRY！ アジア編〜マレーシア・マラッカ〜

マレーシアの首都クアラルンプールとシンガポールの間に位置する海添いの街、マラッカ。
おしゃれな町並みや文化的背景などから、観光地としても人気が高いスポットだ。

街のシンボルである教会から橋を渡って、マラッカのメインストリートであるジョンカーストリートに入る。しばらくすると、家具屋とコーヒーショップが一緒になったようなカフェがある。

店内には手の込んだ家具が並んでいる。年季の入った壁や階段が田舎の親戚の家に来たようで、旅人にとってはほっとできる空間。

家具屋の片手間でやっているのかと思いきや、店名は「RainForest Coffee Bean」。コーヒー豆にはこだわりがあるようだ。

メニューも充実している。

シャカラートは、しっかりした苦味と独特のコクが美味。見た目も楽しめる一品だ。

コーヒーメニュー以外にも、果物が美味しいので、パッションフルーツシェークも期待以上の味。甘過ぎず、果物本来の味がする。
ケーキも驚くほど美味しく、さすがお菓子が有名なマラッカ！
店員さんおすすめのチーズケーキは濃厚なのにさっぱり。よく冷えていてシャリっとした食感が、暑い日に嬉しい。
そしてとにかく大きい。ボリューム満点だが、値段はお手頃。どれもおいしそうなので、他の種類も試してみたくなる。

旅の途中にゆっくりとコーヒーが飲めるだけでも感激なのだが、同じくらい安くて美味しい店ばかりなので、どのカフェに入ろうか悩ましい。
マラッカの旅は、どこにいてもお茶の時間が充実しそう。

また、マラッカならではの珍しいお菓子がたくさんあるので、コーヒーのお供に是非トライしてみてほしい。
パイやおまんじゅうなどの粉物系焼き菓子は、色々な味を少しずつ食べ歩きできる。
中には日本の和菓子に似ているものもある。グラムラカと言う黒糖のかたまりの様なお菓子があり、そのまま食べたりアレンジされて楽しまれている。お餅に似た食材で包んだり、さらにそれにココナッツをまぶしたりと、使い方は様々。

私の一押しのショップは、ババチャーリー・リーというお菓子専門店。地元の人で賑わっているところからしても、味の保証は間違いない。
ひし餅形をしたういろうの様なお菓子や、おはぎに似たお菓子などがある。
色が奇抜なので、口にするのを躊躇うが、花の色素を使って着色しており添加物ではないそう。
海外のお菓子だからもの凄く甘いのでは？と思っていたら、むしろあまり甘くなく、日本人にも共感できる味だと思った。

不思議なお菓子は抵抗があるという人には、ゴーフレットがお勧め。パリッと軽い食感とシンプルな味。

どれも個性があり、異国のお菓子体験にはぴったり。観光スポット巡りも良いが、ゆっくりとコーヒーやお菓子を楽しむのも旅の良い時間の過ごし方の1つだ。

マラッカでもう一つお勧めしたいのが、訪れる人にとってメインターミナルになるマラッカセントラル内のレストラン。ここではマレーシアのコーヒー、チャムが飲める。

チャムについては別記事でも詳しく紹介している通り、コーヒーと紅茶を混ぜたこの国ではメジャーなドリンク。

見た目はココアのようだが、紅茶味のミルクコーヒーという感じで、不思議な味わい。

他にも、爽やかな冷たいドリンクや、日本ではなかなか食べられない料理に出会える。

異国の飲食では、ちょっと勇気が要ることもあるけれど、新しい味にトライしてみると特別なプラスアルファの思い出になることだろう。

RainForest Coffee Bean 店舗情報

住所：No.36 & 38,Jalan Hang Jebat,Jonker Street,75200,Melaka,Malaysia

移動時間：セントポール教会より徒歩3分

営業時間：月〜日10:00〜19:00

定休日：年中無休

wifi：なし

電源：なし

喫煙：禁煙

HP：https://www.facebook.com/rainforestcoffeebean/