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コーヒー生豆商社「石光商事株式会社」について

コーヒー生豆商社「石光商事株式会社」について

石光商事株式会社は、兵庫県神戸市灘区に本社を置くコーヒー輸入・販売を主力とする飲料、食品輸入商社です。石光商事はコーヒーの生豆商社として、最初に名前が出るほどの名門であり老舗です。

関連会社に関西アライドコーヒーロースターズやユーエスフーズ、東京アライドコーヒーロースターズなどがあります。

石光商事株式会社の歴史

創設当時は食品販売業だった

1906年(明治36年)、創設者の石光季男さんが、アメリカロサンゼルス市にて食品販売業を創業したのが始まりです。当時、気候風土の違う異国の地で過酷な労働を余儀なくされていた日系移民の方々に日本の食品を届けることが目的だったそうです。

輸入活動の本格化

1909年(明治39年)には、日本の食料を効率よく仕入れより多くの人に届けるために、神戸市に支店を開設します。1922年(大正11年)には、本社をロサンゼルスから神戸市に移しました。これ以降、北南米・オーストラリア・地中海・アジア諸国との輸入活動が本格的に行われます。

日本食品からコーヒー・飲料事業へ

1941年(昭和16年)、十五年戦争激化により休業を余儀なくされます。戦後6年たった1951年(昭和26年)に、取り扱う商品を日本食品からコーヒーや、紅茶などの輸入食料品を取り扱う事業に変貌を遂げ、心機一転事業を再開しました。

事業のフィールドを国内外へ

その後1953年(昭和26年)、ヨーロッパ・アフリカ・オーストラリア方面の販路を開拓し、輸出業も再開するに至りました。1963年(昭和32年)、商号を石光商事株式会社に改称します。以降食料品の輸出入業だけでなく、創設当初の食品販売業も残したまま、国内外へ事業を拡大し幅広い事業展開をしています。

コーヒー・飲料事業への展開

石光商事は設立当初から、コーヒー生豆を中心とする事業をビジネスの核として取り組んできました。特に、第2次世界大戦後の事業再開からはコーヒーの専門商社として事業を拡大してきました。

エリア担当者による最高品質の維持

コーヒー豆の仕入れ先としては、中南米、アフリカ、アジア等です。また特徴的なのは、生豆を仕入れるために、それぞれのエリア担当者が直接現地に赴いて情報を収集しています。

また、現地輸出業者や農園とのパートナーシップを築く中で、求められる品質、価格、数量の最適化に努めています。エリア担当者が、現地の産地業者と連絡をとることにより、ニーズに応じた情報の確保や調達、レスポンスの速さを実現できるのです。

石光商事株式会社の特徴

企業の特徴として、産地と一緒になって求められる価値を創り出すために、社内研究開発室と品質管理チームが一体となり、コーヒーの分析と評価を行っています。生豆の成分分析から残留農薬等の検査、焙煎豆や抽出液の成分検査や社内資格者による官能検査等を行い、目指すべき品質の実現に向け活動しているとのことです。

コーヒー生豆会社「石光商事株式会社」まとめ

創業100年を超える石光商事株式会社。創業当初から生豆の輸入を手がけ、日本のコーヒー商社の先駆者といえる会社です。そして今もコーヒーの品質や調達のあり方を追求し、研究しています。

石光商事が運営するコーヒーの品質専門のサイトもあります。石光商事のコーヒーに対する情熱が伝わってくるサイトになっています。ぜひのぞいてみてください。

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coffeemecca編集部

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