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ストリーマーコーヒーが愛される理由

ストリーマーコーヒーが愛される理由

こだわりのラテが楽しめる、ラテアートの世界チャンピオンが手掛けるエスプレッソバーをご存知でしょうか。休日には全国からそのラテアートを楽しみに多くの人が訪れるという店の名前は「STREAMER COFFE COMPANY (ストリーマー・コーヒー・カンパニー)」です。

その人々から愛されるストリーマーコーヒーについてご紹介します。

ストリーマーコーヒーと澤田洋史さん

澤田洋史さんは2008年に米国のシアトルで開催された「フリーポア ラテアート ワールドチャンピオンシップ」において、歴代最高スコアでアジア人初の世界チャンピオンに輝きました。 その後、日本での活躍の場を広げる内に「澤田さんのコーヒーが飲みたい」との要望が多く聞かれるようになり、2010年に自身がプロデュースするSTREAMER COFFE COMPANYの1号店を渋谷にオープンさせました。

現在、渋谷・原宿・五本木・茅場町・札幌に5店舗を展開しています。

ストリーマーコーヒーのカフェラテへのこだわり

コーヒー豆

近年ではシングルオリジンのコーヒーが注目を集めていますが、ストリーマーコーヒーはラテが主体です。ラテに合う苦みのある味わいを出すために、ブラジル産の豆と少量のインドネシア産の豆をブレンドしています。

焙煎は、流行の酸味を効かせたものではなく、コーヒーの苦味を引き出したもの。豆の個性を活かせるよう、深煎りと浅煎りの豆を混ぜ合わせます。品質を均一に保つために、横浜の工場である程度の量をまとめて焙煎し、翌日配送・365日配送で鮮度管理を徹底。届けられた豆は注文が入ってから1杯1杯挽いて提供されます。

エスプレッソマシーン

ストリーマーコーヒーでは米国製のエスプレッソマシーンをカスタムしたものを使っています。渋谷店は外装部分が透明で内部が見える仕様に、新宿店は迷彩柄に、五本木店は一度に6杯も作れる全長1.5m以上にも及ぶマシーンで、日本で唯一のものです。

しかし、こだわるのは見た目だけではありません。ストリーマーコーヒーの1杯のエスプレッソには通常の3倍ほどにもなるコーヒー豆を使うため、大量の豆を入れても詰まらないよう性能面も強化しています。

このようなエスプレッソマシーンから抽出されるエスプレッソは少し粘りがあるほど濃厚で、このエスプレッソに大量のホットミルクが注がれラテが作られます。また、えぐみや雑味が出ないよう、最初に出てくる抽出液しか使いません。

ストリーマーラテ

ストリーマーコーヒーでは通常のラテとストリーマーラテがあり、価格も違います。ストリーマーラテは、選ばれた腕のあるバリスタが客の目の前でフリーポア・ラテアートを施します。フリーポア・ラテアートとは、通常のラテアートのようにミルクを注いだ後に爪楊枝などを使い描くのではなく、ミルクの注ぎだけで作るラテアートです。

マホガニーブラウンを出すためのコーヒーの抽出や、ミルクの泡を最大限にきめ細かくする技術を合わせて初めてきれいな絵が描けるのです。これはおいしいラテの象徴とも言えます。そして、ラテに使うミルクの温度にもこだわり、砂糖なしでも自然なミルクの甘みを感じられる61度ほどの熱すぎない温度で提供しています。

ストリーマーコーヒー 店舗のこだわり

店舗で作るのはコーヒーのみ。ランチは出さず、軽食は契約工場で作られるドーナツやケーキなどしか置きません。バリスタが豆を挽き、抽出し、ラテアートを描く様子がいつでも見みられるエンターテインメント性も重視し、店内はフルオープンキッチンに。外観・内装・インテリア・ファッションなどにもこだわりを見せ、アパレルブランドとのコラボも楽しみのひとつです。

ストリーマーコーヒー まとめ

北米のエスプレッソ文化の発信を軸に、こだわりの詰まった店づくりが魅力を放つストリーマーコーヒー。そのこだわりが人々の関心を惹き、愛される理由なのかもしれません。

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coffeemecca編集部

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