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プロポーズにコーヒー豆を使う国がある?

プロポーズにコーヒー豆を使う国がある?

コーヒー発祥の地、エチオピア。エチオピア南西部の部族の間では、コーヒー豆を使った、風変わりなプロポーズ文化があるのだそうです。世界でも珍しい、“コーヒープロポーズ”について紹介します。

人生の節目でコーヒーを用いるエチオピア

エチオピアでは冠婚葬祭はもちろん、あらゆる人生の節目にコーヒーを使います。「カリオモン(コーヒー・セレモニー)」と呼ばれる、日本の“茶道”にも似た伝統的な作法もあるくらい、コーヒーはエチオピア人の生活と深い関わりあいを持っているのです。

とある部族が行う“コーヒープロポーズ”

特に、エチオピア南西部の部族の間では、コーヒーを用いた変わったプロポーズの文化があります。

結婚を希望する男性の父親が、夜の間に求婚者の実家に“コーヒーの生豆をそっと置いてくること”からプロポーズが始まるのです。次の朝、母親がコーヒー豆に気づき「持ってきたのは誰?」と聞いた時に、プロポーズを行う男性が名乗りでて、両家の交渉がスタートする、というものです。

コーヒーを飲みながらの家族会議

女性の母親が、男性の持ってきた生豆を使ってコーヒーを淹れ、家族全員で飲みながら結婚交渉の会話が繰り広げられます。

女性の父親はプロポーズを行った男性の財産や人柄を聞き出し、娘にふさわしいかどうかを判断するのです。(エチオピアにおける財産は“牛”とされているため、牛をたくさん持っているか?などが問われます)

断り文句も独特な“コーヒープロポーズ”

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家族会議の結果、父親が結婚を許す場合には「これはコーヒーだ」と認めます。逆に、結婚にふさわしくないと思い断りを入れる際は「これはコーヒーではない、水だ」と伝えるのが、伝統的なプロポーズの流儀とされているのです。

婚約の成立が決まった場合、“祝の茶会”がそのまま続き、コーヒーを飲みながら2人の結婚を祝福するのだそうです。

コーヒーでプロポーズをする意味

コーヒープロポーズには、深い意味が込められていると言われています。結婚をコーヒーの木に例え、「一度根を張れば、移植することができないコーヒーのように一生を添い遂げなさい」という意味があるのだそうです。

コーヒー豆を使った家族総出のプロポーズには、エチオピア人の趣深い願いが込められているのですね。

プロポーズにコーヒー豆を使う国まとめ

エチオピアで行われている、コーヒーを使ったプロポーズについて紹介しました。コーヒー発祥の地らしい、実にユニークな風習だとは思いませんか?

エチオピアではコーヒーを飲む時、豆を煎て、粉末にした後にポットに入れ沸騰させるため、飲むまでに1時間以上かかる手間のかかった飲み方をします。塩やバターを入れるのが一般的な楽しみ方のようです。

エチオピア伝統のコーヒープロポーズのように、特別なシーンでカフェタイムを演出する、そんなコーヒーの楽しみ方を探してみるのもいいかもしれませんね。

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coffeemecca編集部

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