毎朝、目覚めの1杯を習慣としている方も多いと思います。。コーヒーに含まれるカフェインは、脳の覚醒作用や利尿作用などさまざまな効果があります。しかし、それらに多く含まれているカフェインには中毒性があるといわれています。
知らずのうちに”依存症”、”飲み過ぎ”に陥りやすかったり、健康にさまざまな影響を及ぼす可能性もあります。では、コーヒーを飲み過ぎることで健康にどのような影響があるのでしょうか。
カフェインの適量摂取のメリット
眠気覚まし
カフェインは脳内の中枢神経に働くことで眠気を抑え、作業効率をアップします。
頭痛の緩和
カフェインには一時的な血管収縮作用があるため、頭痛薬など市販の鎮痛薬にも用いられています。
筋肉疲労の回復
カフェインは血液の流れをよくし、筋肉の疲労を体内に溜まりにくくする作用があります。
カフェインの過剰摂取によるデメリット
胃炎の原因
カフェインには胃液の分泌を促す働きがあり、胃炎の原因となることも。できるだけ空腹時のカフェイン摂取は避けた方が良いでしょう。
貧血
カフェインには鉄分や亜鉛などミネラルの吸収を阻害する性質があります。
特に、貧血に悩む女性のカフェインのとりすぎは注意が必要です。
睡眠の質の低下
カフェインは興奮剤の一種です。体が興奮状態となるため寝付きにくく、睡眠の質が低下することがあります。寝る3時間前からの摂取は控えましょう。
自律神経の乱れ
カフェインが交感神経を刺激することで常に体の興奮状態が続きます。
そのため自律神経のバランスが崩れやすく、だるさや気分の落ち込みなど身体症状となって現れます。
コーヒー・カフェインの適切な摂取量の目安
おいしいコーヒーですが、飲みすぎは胃の粘膜を傷つけたり、睡眠の質を下げたりと、体にあまり良い影響を与えません。しかし、コーヒーは気分転換にもなり、生活に欠かせないという人も多いはず。コーヒータイムを楽しむためにも適切な摂取量を守りたいですね。
健康な成人では、カフェイン摂取400mg/日以下。
コーヒーカップ約5~6杯以下が目安です。
妊娠中の方は少し控えめで、カフェイン摂取300mg/日以下。
コーヒーカップ約3~4杯程度で抑えましょう。
コーヒーが大好きという方も、飲みすぎには十分注意して、コーヒータイムを楽しみたいですね。