11月3日、文化の日にコーヒー博(COFFEE EXPO 2015)に行ってきました。
先日開催された青山のTOKYO COFFEE FESTIVAL2015や、神保町のCOFFEE COLLECTION around 神田錦町2015のようにネット上でも大々的に告知されていた訳ではなく、数日前に目黒のSWITCH COFFEE TOKYOでフライヤーを発見して、存在を知るに至りました。
会場は三宿のカフェ・レストランのSUNDAY、池尻大橋駅を出て国道246号を三軒茶屋方向に10分ほど歩いたところです。三宿エリアは飲食の良店が多くありますし、世田谷の長閑な住宅街は平和な空気が漂っていて非常に好きな街なのですが、三軒茶屋駅と池尻大橋駅の中間に位置し、駅から距離が結構あります。幸いにも秋晴れで気温も丁度良く、歩くのには苦でない気候でした。
イベントは11時から夕方6時までとのこと、この日は3時過ぎに行ったのですが、イベント後半にも関わらず人が多く賑わっていました。
出店している各店でコーヒーを買うこともできますが、今回のイベントも出店5店舗の飲み比べチケットもあります。この手のイベントでは飲み比べは今後も定番になりそうです。
特に事前にネットでチケットの購入は必要なく、エントランスで飲み比べチケットを購入します。列は前に10人ほど並んでいましたが、5分ほどで順番が回ってきました。
飲み比べチケットは5杯で1200円と、先日のCOFFEE COLLECTION around 神田錦町2015(7種類飲み比べで1000円)より若干高めですが、その代わり一杯あたりの量は多めな印象です。
購入と同時に先ず一杯目のLIGHT UP COFFEEを受取り奥に進み、階段を下りたところに他の4店舗のブースがあります。
それぞれのブースに行ってコーヒーを受け取る仕組みになっていて、階段を降りて一番手前のOBSCURA COFFEE ROASTERSは終始長蛇の列を作っていました。
コーヒー博(COFFEE EXPO 2015)の出店店舗
今回のイベントは5つのコーヒーショップが出店しました。
1. LIGHT UP COFFEE
2014年7月に吉祥寺にオープンしたお店で、今回のイベントの主催とのことです。
コスタリカは、ほのかな酸味とさらっとした口当たりスッキリした味です。
2. GLITCH COFFEE & ROASTERS
2015年4月に神保町にオープンして以来、瞬く間に人気店となりました。
ケニアは、フルーツトマトのような明るい酸味があるとの説明を受けましたが、一口目から非常にフルーティな酸味が口に広がり、なるほど確かにフルーツトマトを連想させます。
3. WOODBERRY COFFEE ROASTERS
用賀にあるスペシャルティコーヒーの専門店です。お店の存在は知っていましたが、用賀に行く機会はないので今回のイベントに出店しているのは個人的には嬉しかったです。こちらのお店のみ、飲み比べはグアテマラとエチオピアから好きな方を選べました。
グアテマラは5店舗の中で最もローストの感じが強く、コクが深い、力強い味わいのコーヒーでした。
4. SWITCH COFFEE TOKYO
目黒の住宅街にお店を構えているコーヒー店です。こちらはフレンチプレスでの提供でした。
エチオピア シダモは、柔らかい酸味ですが、フレンチプレス特有のコーヒーオイルがマイルドな口当たりを演出しています。
5. OBSCURA COFFEE ROASTERS
三軒茶屋に本店を構えるロースター兼カフェで、最近では様々なお店の監修も行っています。
コスタリカ ラプラザ農園、中煎りとのことでしたが、軽やかな喉通りで非常に爽やかな味わいでした。OBSCURAではコスタリカの豆は4種類ほど揃えているとのことですが、今回のイベントで提供していたものは未だお店に出してない豆とのことです。
コーヒー博(COFFEE EXPO 2015) 感想
滞在していた間は終始人も多く、賑わっていました。比較的若い年齢層の方が多い印象を受けました。規模も大きくはないため、当日でもふらっと立ち寄れる気軽さがありました。実際に今日コーヒー博があることを知らず、近くを通ったついでに覗いてみた、と思わしき人も見かけました。
席の確保には少し苦労しました。飲み比べは一杯ごとにお店でコーヒーをもらう必要があるのですが、一度席を離れている間に別の方にイスを使われてしまいます(勿論お互い様ですが)。イスは各所に点在していましたが、それ以上にお客さんが多かったので、席に座れず階段に座り込んでいる人も見受けられました。
個人的には普段行かないエリアに店舗を構えるコーヒーショップも出店していた点は嬉しかったです。
こういったイベントでは飲み比べチケットを購入して、コーヒーの味の多様性、奥深さを感じるには非常に良い機会であると改めて思いました。