「インスタントコーヒー」コーヒーは身体によくない…と言われていたのは昔の話と思われるほど、最近ではコーヒーの良い効果も報告されています。「コーヒーを○杯以上飲めばガンの予防になる!老化を防ぐ!」というニュースなど一度は見たことがあるのではないでしょうか。
実際にコーヒーは、単なる飲料としてだけでなく、その成分や効能・効果を期待されて古来から嗜好品として取引されてきた経緯があるほど、様々な成分が含まれています。
では、それらの効果は、インスタントコーヒーにも当てはまるのか、その効能や効果の違いについてまとめてみました。
インスタントコーヒーでも効能・効果は変わらない
インスタントコーヒーは、豆からの抽出液を凝縮・乾燥させ、粉末状にした嗜好品です。ストレートに抽出しているレギュラーコーヒーの方が、インスタントコーヒーに比べ良質な成分を含んでいると思われがちですが、実際の成分は実はあまり変わりません。
抽出する産地・銘柄の善し悪しによって成分が多少かわりますし、旨み・風味が、多少落ちるかもしれませんが、コーヒーとしての効果の差は実際のところほとんどないのです。
コーヒーの効果
がん予防 効果
「コーヒーを飲む人は、飲まない人より肝臓がんになるリスクが低い」と、東北大学から発表されています。クロロゲン酸の抗酸化作用により、がん細胞の増殖を抑制する働きをしてくれるからです。
(参考URL:http://www.pbhealth.med.tohoku.ac.jp/node/301)
動脈硬化防止 効果
ニコチン酸(ナイアシン)が、脂質・糖質・タンパク質などをエネルギーに変換し、コレステロール値を下げ動脈硬化防止に役立つそうです。逆に、善玉コレステロールを増加させる効果があるとも言われています。
糖尿病予防 効果
コーヒーを飲むことで、2型糖尿病にかかるリスクを下げるという結果が出ています。コーヒー1杯につき7%もリスクが減ると言われていますが、飲みすぎには注意し、1日3~4杯を目安に飲む方が効果的です。
ダイエット効果
カフェインが、脂肪を燃焼させるリパーゼを活性化し、脂肪燃焼の働きを促進してくれると言われています。クロロゲン酸は酵素の働きを活性化し、脂肪の分解・燃焼に役立つ働きをしてくれます。この相乗効果により、ダイエットに効果的と言われているのです。
むくみ解消 効果
カフェインが腎臓に有効に作用し利尿作用を促進するため、結果的にはむくみの解消につながります。からだの中に残留したゴミを外へ捨てる働きをするためデトックスに役立ちます。
美肌効果・老化防止 効果
からだの酸化が進むことで、シミ・しわ・老化につながります。コーヒーの香り成分(アロマ)の働きで老化防止となり、豊富に含まれるポリフェノールにより、シミやシワの防止につながり美肌効果を得ることができます。
アルツハイマー病・パーキンソン病予防 効果
コーヒーの香り(アロマ)が脳の働きを助け、脳の働きを活性化してくれます。また、カフェインが血管を広げて血流を良くし脳の栄養補給をし、認知症やパーキンソン病の予防につながる働きをしてくれると言われているのです。
冷え性解消・体温上昇 効果
カフェインが、血管を広げ心臓の働きを活発にしてくれます。それに伴い、血液循環がよくなるため、老廃物を除去し、基礎代謝を高めることで、体温が上昇します。体温があがる効果を得られた結果、冷え性の防止につながるそうです。
コーヒーの健康への効果はコチラから
https://coffeemecca.jp/column/health
インスタントコーヒー飲用の注意点
コーヒーを飲むことで様々な効能や効果が確認されてきてはいますが、カフェインには副作用もあると言われている以上、飲む上で注意するポイントはもちろんあります。
特に、胃の敏感な方や、お年寄りや子供、運動時や療養中の方はあまり飲み過ぎないように注意してください。妊娠中や貧血の方は、カフェインの過剰な効果により、貧血などを引き起こす可能性があります。
インスタントコーヒーは手軽に淹れることができる性質上、飲み過ぎてしまい不眠を引き起こす可能性が多分にあるので、気をつけて下さい。
成分の差はほとんどない、ということは前述しましたが、インスタントコーヒーと普通のコーヒーの一番の違いは”インスタント”性です。作りやすい故に過剰摂取を起こしやすいので、そこを特に気を付けるべきです。
インスタントコーヒーの効能・効果 まとめ
何でもほどほどが良いといわれますが、コーヒーの飲用についても同様です。コーヒーを飲むと、からだに良い効果があるのは確かです。また、インスタントコーヒーとレギュラーコーヒーとの効果の違いについても比較しましたが、成分の差、効果・効能の差は実はあまりありません。
ダイエットや生活習慣病の予防など、どちらがいいかな?とお悩みの方は、手軽に淹れることのできるインスタントコーヒーか、より美味しい風味を楽しめるレギュラーコーヒーかのみで選んでしまって構いませんよ。