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illycaffé(イリーコーヒー)とは?

illycaffé(イリーコーヒー)とは?

四角い赤地に白色で「illy」と書かれたロゴマークが印象的なilly caffeはイタリアに本社と工場を持つ会社です。今回は世界中で愛されるコーヒーを作り出すilly caffeについて見てみましょう。

illy caffe s.p.a.会社概要

社名:illy caffe s.p.a
代表者:アンドレア・イリー(社長兼CEO)、リッカル・イリー(副社長)
本社所在地:イタリア・トリエステ
設立:1933年
事業内容:コーヒー製品の製造
売上高:37億3,900万ユーロ(2013年)
従業員数:700人以上(全世界)

illy caffeとパートナーシップを結んでいる日本企業

株式会社プロントコーポレーション:espressamente illy(エスプレッサメンテ イリー)

イタリアンスタイルのカフェで、エスプレッソをはじめとするドリンクや軽食も豊富で、モーニングやランチにも利用できます。アルコールやアルコールに合う一品料理もあります。

日本コカ・コーラ株式会社:illy issimo(イリー イッシモ)

illy caffeとコカ・コーラ社が提携し、その合弁企業によって製造・販売されているillyオリジナル・ブレンドのエスプレッソです。

キーコーヒー株式会社

キーコーヒーはillyブランドのレギュラーコーヒー製品の独占販売契約を結び、2015年1月より販売を開始しています。

illy caffeのコーヒーへのこだわり

取り扱う豆は100%アラビカ種です。illyブレンドを構成するアラビカ種の豆は、ブラジル・コスタリカ・エチオピア・グアテマラ・エルサルバドル・インド・ケニアの必須7種類に適宜2種類を加えた9種類の豆が配合されています。豆は現地の農園から直接買い付けますが、その農園もillyの技術者を現地に送り、理想とする高品質な豆を生産できるよう育てています。

焙煎は、急激な温度上昇による品質劣化を防ぎ、時間をかけ均一に熱が通る熱風式を採用しています。焙煎後の冷却にもこだわり、短時間で済むが豆の水分量が多くなってしまう水冷法ではなく、冷たい空気を当て冷却する空冷法を用いています。

焙煎した豆は、加圧式のパッキング法により金属容器の中に真空状態で保存し出荷されます。この方法であれば、アロマは豆の中の脂肪成分にとどまり、缶の中でコーヒーの熟成がすすんで香りも定着し、賞味期限も2~3年と長期にわたって鮮度が保たれます。

また、質の高いコーヒーを提供するため、illyには「リキュール」という、豆の選別・テイスティングを行う専門家が存在します。買い付け後もその品質や特色をもった味わいが保たれているかを確認するため、2ヵ月ごとにリキュールによるテイスティングが行われ、これを8回クリアすることでillyブレンドに採用されるのです。

缶を開けた瞬間のプシュッという音と広がる香りもillyのこだわりの賜物です。一度、体感してみてはいかがでしょうか。

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coffeemecca編集部

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