スロベニアという国を知っていますか?中央ヨーロッパに位置するスロベニアは、物流の交差地点でもあり様々な文化が入り乱れています。
また、コーヒーが好きな国家としても知られているスロベニアでは、他のヨーロッパ諸国とは異なった独自のコーヒー文化が育まれています。ここでは、スロベニアのコーヒー文化とその特徴について紹介しましょう。
一人あたりのコーヒー消費量が多い国
ヨーロッパ諸国ではコーヒー文化が定着しているため、たくさんのコーヒーが消費されています。スロベニアは、そのなかでも多量のコーヒーを消費する国家として知られています。平均で一人あたりの年間600杯近くのコーヒーを飲むというデータもあるのです。
スロベニアではトルコ・コーヒーが一般的
東西の文化が交差する中継地点ということで、コーヒー文化もまた特殊なスロベニア。ドリップやエスプレッソも飲まれているようですが、スロベニアでコーヒーといえば、トルコ・コーヒー。
鍋で挽いたコーヒー豆と水を煮立て、その上澄みだけを飲むというトルコ発祥のコーヒー文化が根付いてるあたり、さすが文化の交流地点です。コーヒーだけでなく、お菓子や料理などもトルコ由来のものが多いらしいです。
食後にデザートとコーヒーを楽しむスロベニア人
食文化にも多様性があるスロベニア。各国から影響を受けた国内の郷土料理は、170種類にも及ぶと言われています。
そんなグルメ大国スロベニアでは、デザートとコーヒーを一緒に楽しむ姿がよく見られます。食後はもちろん、ちょっとしたコーヒーブレイクの時も甘い物をお供にしてゆっくりとした時間を過ごすのだそうです。
スロベニアにアイスコーヒーはない?
日本では暑い夏場に飲む機会の多いアイスコーヒーですが、実はスロベニアでは日本で飲まれているようなアイスコーヒーというものは存在しないとのこと。
スロベニア現地で「アイスコーヒー」を注文すると、“アイス入りのホットコーヒー”が出てくるのだとか。スロベニアのアイスコーヒーは、ボリュームのあるスイーツコーヒーの立ち位置のようです。
スロベニアのコーヒー文化と特徴 まとめ
上記のように、スロベニアでは東西の様々な文化から影響を受けた食文化が形成されています。隣接するイタリアとはまた違った文化を持つスロベニアは、トルコ人の往来もあり、その結果トルココーヒーを飲むことが多いとも言われています。トルココーヒーならではの“コーヒー占い”なんかもするのでしょうか。