毎日コーヒーを飲む方も多いのではないでしょうか。このコーヒー、ダイエットに効果的という話をよく耳にします。その一方で、コーヒーを飲んで太ったという話も聞きます。

どちらが本当なのでしょうか。コーヒーとダイエット効果について調べてみました。

コーヒーの成分について

コーヒーの成分で、ダイエットに有効だとされているのが「カフェイン」と「クロロゲン酸（ポリフェノールの一種）」。

このふたつの成分には、脂肪分解と脂肪燃焼を促進するという働きがあります。

コーヒーを飲んで痩せる理由

カフェインには、「リパーゼ」という消化酵素の働きを活発にし、脂肪分解を促進させる作用があります。カフェインを摂取すると、身体の中性脂肪が分解されます。それにより、カフェインを摂取していないときよりも、早く脂肪が燃焼し始めます。

また、カフェインには血行を促進する働きがあるので、新陳代謝がアップします。このように、脂肪燃焼・代謝アップなどがダイエット効果を後押しして、痩せやすくなるようです。

コーヒーを飲んで太る理由

痩せる理由にカフェインが関係していましたが、太る要因にもなるようです。

コーヒーに含まれるカフェインの影響により、コルチゾールというストレスホルモンが増加。このコルチゾールが食欲抑制の働きをするセロトニンを減らし、食欲を増幅させます。また、脂肪分解の働きをする成長ホルモンの分泌を抑えるので、代謝が悪くなり太りやすくなるのです。

太らずに上手にコーヒーを飲む方法

結論からいうと、飲み方に注意するだけです。

コーヒーは痩せる効果があるといっても、砂糖やミルクを大量に入れて飲んでは、せっかくの効能を防いでしまいます。ダイエット効果を最大限に活かすために、以下の対策を参考にされてはいかがでしょうか。

・コーヒーに砂糖やミルクを入れない。
・缶コーヒーは飲まない。飲むなら無糖を。
(缶コーヒーの砂糖含有量は、無糖は砂糖1g未満、微糖や低糖は砂糖4.8g以下、表示のないものは砂糖16g以下と砂糖が多く含まれます。)
・豆からドリップする場合は浅煎り豆を使用。
(クロロゲン酸は熱に弱いため)
・アイスよりもホットでコーヒーを楽しむ。

コーヒーは太る原因にも痩せる要因にもなる

いかがでしたでしょうか。コーヒーを飲んで、太るのも痩せるのも自分次第。どうせなら、健康的にコーヒーを愉しみたいですね。

これからの朝の一杯や、休憩時のひとときに注意してみるといいでしょう。。