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苦味の強いコーヒーの淹れ方

苦味の強いコーヒーの淹れ方

コーヒーにはたくさんの種類があります。皆さんは、どんな味のコーヒーがお好みでしょうか。多くの方が酸味を嫌い、適度な苦味を好むようです。

コーヒーは、豆や淹れ方の違いで酸味、苦味、コクなどのバランスが変わってきます。苦味の強いコーヒーは、どのような豆を使い、どのような淹れ方をするのか調べてみました。

コーヒーの味の定義

コーヒーは、焙煎度合が深い程、苦味が強くなります。粉の粒は細かく、分量は多い方が苦みが強く出ます。抽出時のお湯は、温度を高めにし、抽出スピードを少し遅くすると、苦みとコクのある深い味になります。

コーヒーの成分の中で、苦みをもっているのは、カフェイン・トリゴネリン・ クロロゲン酸といわれています。しかし、焙煎度合の深い、浅いによって、現れてくる苦みの正体は、現状では、まだ良く分かっていません。

例えば、深煎りにした際にクロロゲン酸から変化するPービニルカテコール化合物や、タンパク質の熱変化からできるジケトピペラジン。このような成分も、コーヒーの苦味に大きな役割を果たしているといわれています。

苦味の強いコーヒーの淹れ方

今回は、ペーパードリップでの淹れ方を紹介します。
・紙は強度を増すために横と下を交互に折り曲げます。

・蒸らし
豆は焙煎の深いものでメッシュの細かいものを使います。豆の量は、豆購入時に表記されている目安量より、少し多目を意識してください。お湯の温度は高めの85℃~87℃位にします。
真ん中から、らせん状にお湯をのせるように、粉に近い位置からゆっくりじっくり、時間をかけて注ぎます。
その時紙ペーパーに直接かけないように気をつけましょう。

・抽湯
中心からのの字を描きながら、2mm~3mmの太さでお湯を注ぎ、真ん中が少しへこんだら、またお湯注ぎ、それを数回繰り返します。蒸らしの時の高さをなるべく保持し、まわりに粉の土手を作りながら湯を注ぎます。
気持ちゆっくり目に注ぐと、苦味の強いコーヒーになるでしょう。

・完成
コーヒーの抽出液が目的の分量に達したら上のドリッパーをはずします。
ドリッパー内にコーヒー液が残っていてもはずしてください。

苦みの強いコーヒー豆の種類

数あるコーヒー豆の中でも苦みの強いコーヒーの種類をご紹介します。

・キリマンジャロ(タンザニア)
深い焙煎では上品な苦味が出てきます。浅煎りや、中煎りとは違った風味が楽しめます。

・マンデリン(インドネシア)
苦味とコクが強く、酸味はなく独特な後味があります。

・トラジャ(インドネシア)
苦みが中心の味で、非常に濃厚なコクを持ち酸味はありません。
上記以外にもさまざまな豆の種類があります。色々と試して、自分の好みの豆を見つけてみてはいかがでしょうか。栽培されている土地についても調べてみたり、新たな発見があるかもしれません。

苦味の強いコーヒーの淹れ方まとめ

コーヒーは苦いもの。というのが、一般的な感覚だと思います。一言に苦いと言っても、その幅はとても広く、とても奥深いのがコーヒーの味の面白さです。コーヒーの苦味は、豆の種類でも変わりますが、焙煎の程度でもかなり変わります。

また、入れ方や、量、お湯の温度によっても全く味が変わってくるのが、コーヒーの奥深さであり、魅力であります。

自分好みのコーヒーを味わえるよう、さまざまな種類の豆、焙煎具合、入れ方を研究してみてください。今まで出会ったことがないような美味しさに出会えるかもしれません。

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coffeemecca編集部

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