エスプレッソやカプチーノ、キャラメルマキアートなどを自宅で作って飲みたい。そのためにエスプレッソマシンを買いたいけれど、一体どれを買ったら良いのか分からない。
そんな悩みを抱えている方のために、皆さんのスタイルに最適なエスプレッソマシンを選ぶために必要なポイントを見てみましょう。
エスプレッソマシンの種類
まずは初心者にも安心して使えるものとして、電気式の家庭用エスプレッソマシンが一般的に普及しています。これを大きく分類する下記の4種類の方式に分ける事ができます。
パウダー式(セミオート)
フィルターに自らコーヒーパウダーを詰めて抽出をする、最も典型的なエスプレッソマシンです。コーヒー粉の粒の大きさや、フィルターに詰める量や押し込む強さが適切でないと、上手に抽出が出来ません。作業に不慣れな内は抽出前後の段取りや片付けに手間取ることもあり、少々ハードルが高い部分もあります。
パウダー式は幅広く使える
しかし、他の方式に比べて使用できる豆の種類が多く、色々と工夫をして味に変化を与える事ができます。最も多くの可能性を秘めた方式です。
殆どの機種がスチームノズルを装備しており、ミルクをスチーミングすることでカフェラテやカプチーノ、キャラメルマキアートなどもこれ1台で作る事が出来ます。
カフェポッド式
コーヒーパウダーが封入された、カフェポッドと呼ばれているものを、マシンにセットして抽出をするタイプです。パウダー式の粉詰めに関する手間を省く事ができ、誰にでも容易にエスプレッソを抽出する事ができます。
パウダーが袋に包まれているので、マシン本体やマシン周辺をコーヒー粉で汚すこともありません。
カフェポッド式は使いやすい
しかし、クレマの量、香り、味などにおいて、新鮮な豆から挽いて抽出されたエスプレッソには、劣る部分があります。カフェポッドの価格は1杯あたり50円~100円が主流です。
カプセル式
ネスレから販売されている「ドルチェグスト」や「ネスプレッソ」がこれにあたります。専用のカプセルをマシンにセットして、レバーやスイッチを操作するだけでエスプレッソやカプチーノが出来上がる仕組みです。最も手軽で誰にでも簡単に、安定した味を出す事ができます。
カプセル式は常に安定した味に
ドルチェグストにはスチーム機能が無く、メニューにアレンジを加えるという点では限界がありました。ですが2015年、ネスプレッソにはスチームノズルが搭載されたモデルが新たに販売され、メニューアレンジも可能になっています。
専用カプセルは、ドルチェグスト専用カプセルがミルクを使用しないタイプで1杯50円、カプチーノなどミルクカプセルを使用するタイプで1杯100円程度。ネスプレッソ専用カプセルは1杯約80円~となっており、ドルチェグストのようなミルクカプセルは用意されていません。
全自動式
マシンにコーヒー豆と水をセットするだけ。あとは、ボタン一つで豆を挽き、粉詰め、抽出、豆カスの排出を全て自動で作業してくれます。
全自動式は使い方次第
また、エスプレッソ抽出は全自動であるのに対し泡立てミルクは手動で作るものと、全自動で作ってくれる機種があります。新鮮な豆を使用し、設定もバッチリと決まれば、パウダー式を手動で抽出したものに肉薄するレベルのエスプレッソを抽出する事もできます。
価格と使いやすさで選ぶおすすめエスプレッソマシンまとめ
自分のスタイルに合ったマシンは見つかったでしょうか。
本格的なエスプレッソが飲みたい、いろいろなアレンジメニューを試したい。そんな方にはパウダー式がおすすめです。逆に、挽きたての豆で美味しいエスプレッソを飲みたい。だけど、面倒な作業は苦手。そんな方には、全自動式がおすすめではないでしょうか。
最近では、オフィスなどでカプセル式をよく見かけますね。専用カプセルを使用し誰でも簡単に美味しいコーヒーができます。マシンの価格は方式別、機能別で様々ですが、自宅で1杯50円~100円程度で美味しいコーヒーが飲めるなんて、夢のようですね。