今回ご紹介するコーヒーは、土居珈琲さんの中でも一番の人気を誇る「グアテマラ・カペティロ農園」です。
一番人気になるだけのコーヒー豆のクオリティは勿論のこと、日本人好みの和む甘さを持ち合わせた風味も必見です。
「グアテマラ・カペティロ農園」は、こんなコーヒー
香りや風味
- 栗やチョコレートに近い甘みとコク
- 奥深さと爽やかさを兼ね備えていて、飲みやすいコーヒー
- 様々な味を感じるが一体感がある
オススメの飲み方
- オススメの抽出方法:フレンチプレス
相性
- ミルク:とても良い
- 砂糖 :良い
- お菓子:スフレなど濃厚かつ軽やかなお菓子との相性がGOOD
こんな時にオススメ
- 和みたい時
- のんびり過ごしたい休日に
その他
- レインフォレスト・アライアンス認証
グアテマラの「奇跡の農園」
カペティロ農園が「奇跡の農園」と呼ばれる様々な理由があります。
このカペティロ農園が注目されたのはグアテマラ国内で開催される生豆の品評会において3度も1位に輝いたことのある実績を持っています。ごみ一つ無い農園で、美味しいコーヒーのためにオーナーが力を注いだ結果の賜物とも呼べるものでしょう。
そんな農園とコーヒー豆のクオリティは、一口飲むと実際に感じることが出来るくらいです。
ペーパードリップ:全てが調和した一杯
苦み・酸味・コクが豊かな風味を醸し出していますが、突出した刺々しさは無く、甘みによって丸くまとめられていて一体感が感じられます。しかしそれぞれの風味が失われず感じられる点が面白いです。
また余韻も含めて、コクの深さが感じられる一方で、爽やかさも感じられるなど、コーヒーが持つ全ての味が一杯に凝縮されている印象を受けます。
ペーパードリップの面白み
ペーパードリップで抽出した際に強く感じたことが、「普通そうで普通ではない」コーヒーだということです。
飲みやすさや味の一体感は普通のコーヒーのように思えますが、飲みやすさの裏には上品な甘みあり、一体感の中には様々な風味が詰まっています。複雑なコーヒーなのか、素直な味のコーヒーなのか、そこがこのコーヒーの面白さであり素晴らしさのように思われます。
今回の抽出方法
- ドリッパー:HARIO V60ドリッパー
- 豆の分量:30g(二人分、250ml)
- 挽き具合:中挽き
- 抽出温度:80℃
ネルドリップ:芳醇な緩さ
爽やかさが抑えられて、ナッツ系の緩やかな甘みとコクそしてほろ苦さが感じられます。その一方華やかさや爽やかさは欠けていて、甘々で滑らかなテイストの甘栗を混ぜ込んだチョコレートといった感じです。
柔らかく飲みやすいのですが、フレンチプレスに比べるとコーヒーの個性が弱く、ペーパードリップに比べ主張も弱いため、ネルドリップでの抽出はあまりお勧めできません。
今回の抽出方法
- 豆の分量:30g(二人分、250ml)
- 挽き具合:中粗挽き
- 抽出温度:80℃
フレンチプレス:実りの秋を感じるコーヒー
口の中で広がる立体さと長く緩い余韻は、栗のような豊かな甘みを持ちながらも、どこかブランデーを思わせる滑らかさと華やかさを織り交ぜた芳醇さを感じとることが出来ます。ネルドリップが甘栗とすると、フレンチプレスは程よい甘みの和栗、あるいはブランデーを使った渋皮煮といった印象です。
カペティロ農園の個性を最もよく感じられる抽出方法だと思われます。購入された際は、ぜひフレンチプレスで抽出してみてください。
ぜひブラックで
フレンチプレスで抽出したコーヒーもミルクや砂糖との相性が良いのですが、それらが必要ではないくらい飲みやすいコーヒーです。むしろミルクを足すと芳醇さが少し欠けてしまうように感じられるため、フレンチプレスに限って言うと、ミルクとの相性は良いのですがあまりオススメはしません。
カフェオレが好みの方も、まずはブラックで飲んでみてください。
今回の抽出方法
- 豆の分量:18g(350ml)
- 挽き具合:粗挽き
- 抽出時間:4分00秒
土居珈琲1番人気「グアテマラ:カペティロ農園」まとめ
個人的感想
豊かな風味・バランス・飲みやすさともに優れていて、土居珈琲さんで人気一番を獲得する理由が考えずとも理解できるクオリティと美味しさです。個人的には、フレンチプレスで飲むと最も美味しいなと感じました。
普遍性と個性を兼ね備えた「ありそうでないコーヒー」です。ぜひ飲まれてみてはいかがでしょうか?
コーヒー豆の情報
- 名称:カペティロ農園
- 産地:グアテマラ、アンティグア地方
- 焙煎:フルシティロースト
- 販売店:土居珈琲
- 販売店URL: http://www.doicoffee.com