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誰でもできる!「優しく飲みやすいカフェオレ」を作るコツ

誰でもできる!「優しく飲みやすいカフェオレ」を作るコツ

カフェオレは飲みやすい方が好き。そんな方もいるのでは?カフェオレといえども三者三様で、濃厚なカフェオレが好みの方もいれば、優しい味わいで飲みやすいカフェオレ好きな方もいるでしょう。
濃厚なカフェオレは深煎りで濃厚なクリームを使えばよいのですが、では優しい味わいのカフェオレを作るには、どのようにすれば良いのでしょうか?

コツ①:飲みやすい味のコーヒー豆を選ぶ

カフェオレ_柔らか_豆

一般的にカフェオレと言えば、深煎りのコーヒー豆が用いられる傾向にありますが、苦みが強く人によっては飲みづらくなる場合があります。では優しい味わいにするは、どのようなコーヒー豆を選べば良いのでしょうか。

甘みのあるコーヒー豆

甘みのあるコーヒー豆は、カフェオレとの相性が良いです。
コーヒーにおける“甘み”は砂糖のような甘さではなく、ハチミツやカモミールなどに例えられる「自然の柔らかな甘み」です。“コク”とは表現が異なり深い味ではないため、スッキリしたミルクと衝突せず、バランスのとれた味わいを生み出してくれます。

バランスのとれた味

一般的にパランスのとれたコーヒー豆は飲みやすく、カフェオレにすると柔らかみを感じやすくなります。コーヒー豆の専門店の名前を冠したブレンドなどは一般的にバランスが取れていることが多く、オススメです。

焙煎:中深煎り

スッキリしたミルクを用いる場合は、中深煎り程度がオススメです。
深煎りのコーヒーは苦みが強いため、スッキリしたミルクが負けてしまうことがあります。対して中深煎りは適度にコクも感じられ、比較的均整が取れているため、スッキリしたミルクと調和しやすいです。

コツ②:淹れ方を調整しよう

カフェオレ_柔らか_ドリップ

柔らかいカフェオレを作るには、飲みやすいコーヒーを淹れると柔らかみが増します。つまり、苦みや酸味が突出していないコーヒーを淹れると良いということです。
柔らかいコーヒーを抽出するには以下の点に気を付けると良いでしょう。

お湯の温度は75~80℃

お湯の温度が高すぎると、個性が強く抽出されてしまいストロングなコーヒーになりがちです。一方で低温すぎてしまうと、軽い飲み口のコーヒーになりカフェオレにはイマイチ合わないコクのないコーヒーになってしまいます。
そのため一般的な80℃前後で淹れるのが最も良いでしょう。

お湯の注ぎ方

お湯の注ぎ方一つでも、コーヒーの風味は大きく変化します。
中深煎りの豆を使用するのであれば、お湯は細めに注ぐと良いでしょう。繊細な味が出やすく、それほど深煎りではないため苦みが突出することもありません。繊細な味にミルクを混ぜると、柔らかく仕上がるのでオススメです。

深煎りの豆を使用する場合は、お湯は太めに注ぎます。理由は単純で「細く注ぐと苦みが強調されやすいから」です。また深煎りでしたらフレンチプレスを使用するのも一つの手段かもしれません。

コツ③:ミルク・クリームの選び方

カフェオレ_柔らか

牛乳

牛乳は好みに合わせて選ぶと良いでしょう。通常の乳脂肪分3.6%前後のものだと飲みやすさが増し、ジャージー牛など濃厚なものだとリッチテイストになります。

生クリーム(脂肪分30%以下のもの)

一般的にクリームなど濃厚なものほど柔らかくなりますが、脂肪分が高すぎると重みが増してしまい飲みづらくなります。お菓子に使用するクリームは濃厚なので、コーヒー用のクリームを用いるとオススメです。

誰でもできる!「優しく飲みやすいカフェオレ」を作るコツ まとめ

カフェオレといえども、コーヒー豆や淹れ方、ミルクの選び方まで少し変えてみるだけで、一段と美味しくなります。
詳しくお話ししましたが、簡潔にまとめると…

  • 甘みやバランスのとれたコーヒー豆
  • 中深煎り以上の焙煎
  • 80度前後の湯温
  • ほどよい濃厚さのミルクやクリーム

…と考えると良いでしょう。
飲みやすいカフェオレを作るのは難しいかもしれませんが、少し気にかけるだけでも味は変わります。自分好みの飲みやすいカフェオレを求めて、自分なりにアレンジしてみるのも良いかもしれません。

About the Author

汐井有

モットーは専門化したコーヒーについて、詳細を伝えつつ噛み砕いた説明で興味を持ってもらうこと。 専門的な記事と解りやすい記事の両方を書こうと思っています。