セルフ式のコーヒーショップ、ドトールコーヒーをご存知の方も多いでしょう。では、星乃珈琲店はいかかでしょうか。ドトールがシンプルなセルフサービスなのに比べ、こちらはフルサービスでコーヒーを提供しています。
コーヒーは1杯ずつハンドドリップで淹れられています。また、ふわふわのスフレパンケーキが人気を呼び、今もなお店舗数を伸ばしています。
ドトールも星乃珈琲店も、どちらも同じ会社が関わっています。人気店を抱えるドトール・日レスホールディングス。どのような会社なのか掘り下げていきましょう。
ドトール・星乃珈琲の会社概要
2007年にドトールコーヒーショップなどをもつ株式会社ドトールコーヒーと、洋麺屋五右衛門などをもつ日本レストランシステム株式会社が経営統合し、設立されました。
商号:株式会社ドトール・日レスホールディングス
設立:2007年10月1日
資本金:10億円
上場取引所:東京証券取引所(市場第一部)
代表者:代表取締役会長 山内実、大乗取締役社長 星野正則
本社:東京都渋谷区猿楽町10番11号
従業員数:2,548名(連結・2015年2月末)、cf.平均臨時雇用者数:6,533名
ドトール傘下ブランド
- ドトールコーヒー:ドトールコーヒーショップ、エクセルシオールカフェ、カフェ マウカメドウズなど
- 日本レストランシステム:洋麺屋五右衛門、星乃珈琲店など
店舗数は国内・海外の直営・FC店合わせて1900店舗以上(平成24年)にのぼります。
カフェ業界での規模
売上高はスターバックスについで2位、経常利益・利益率では3位(平成25-26年)など、業界上位になります。
ドトール・星乃珈琲のコーヒーへのこだわり
コーヒー豆は約20ヶ国から地域と農場を指定して買い付けを行い、生豆の品質を均一に保っています。そして、生豆のサンプルローストやカップテストを繰り返し、採用されます。焙煎は時間も手間もかかる直火式焙煎。コンピューターテクノロジーと熟練の職人の手により、どの季節、どの時間でも一定の風味・品質が保持されています。
提供するドトールコーヒーショップでは、コーヒーマシンの調整は味のチェックも含め、毎日細かに行われています。また、ブレンドコーヒーの30分以上の作り置きはNG、自動廃棄となります。
エスプレッソを主体とするエクセルシオールカフェでは、作り置きの豆は使用せず、毎日その都度焙煎したものを仕入れ、1杯ずつ豆を挽いてから抽出する徹底ぶりです。
ドトールの更なるこだわり、星乃珈琲店へ
1991年、ハワイ島にコーヒーの自社農園を開設。育てられたコナ・コーヒーは、農園の名から「マウカメドウズ」と名付けられました。種類は「マウカメドウズ100%ピュア」とブラジル産の豆をブレンドした「マウカメドウズプレンド」があります。このコナ・コーヒーを楽しめるのがカフェ マウカメドウズです。
このように、コーヒーに強いこだわりを見せるドトールと、長年外食産業に携わってきた日本レストランシステム、両者のノウハウを結集させ誕生したのが星乃珈琲店です。FC経営も始まり、その発展から今後も目が離せません。