日本人のためにセレクトされたコーヒー、それがボルカニック・トレジャーズです。今回は選ばれたコーヒー豆の一つ「モンタナ・デ・ディアマンテ農園」のコーヒー豆をご紹介します。
「ボルカニック・トレジャーズ」はこんな時にオススメ
- TPOを気にせず飲めるコーヒーをお探しの時
- ゆったりしたコクと余韻を楽しみたい時
- 柔らかくスッキリしたコーヒーを飲みたい時
火山の賜物のコーヒー
英語に堪能な方は名前を聞いて、どのようなコーヒーなのか想像ついたのではないでしょうか。「ボルカニック(Volcanic)」は「火山の」で、「トレジャーズ(Treasures)」はトレジャーハンターでお馴染み「秘宝」という意味の複数形です。
これは火山による豊かな土壌を持つコスタリカに因んで、名づけられたコーヒーなのです。
日本人のためのセレクト・コーヒー
この「ボルカニック・トレジャーズ」というのはブランド名というより、むしろ一つのプロジェクトといった方が正しいかもしれません。
日本人の好みに合わせてコスタリカの中からコーヒーを選ぶプロジェクトであり、今回のモンタナ・デ・ディアマンテ農園以外にも選ばれています。
懐かしいカフェの香り
スペシャルティコーヒーが全国でブームとなり、酸味や浅めの焙煎のコーヒーが多くなった中で、モンタナ・デ・ディアマンテ農園のコーヒー豆は昔ながらの喫茶店にみられる深煎りが似合うコーヒー豆です。
優しさのある香り
フレグランス(豆の香り)は深煎りによる香りと相まって、深みがあって落ち着く香りです。深煎りですがスモーキーではなく、むしろどことなく優しさを感じてしまうフワッとした香りです。
アロマ(コーヒーの香り)も優しさを感じますが、フレグランスとは違ってスッキリした印象を受けます。滑らかに流れるように香りが鼻からスーッと抜けていきます。
ペーパードリップ:スッキリ流れる深み
深煎りの豆のため、立体感のある深いコクを感じられます。苦みも感じられますが、甘みの方が強くそれほど気になりません。
余韻を楽しむコーヒー
ペーパードリップで抽出したコーヒーで最も印象的なのは余韻です。立体感のあるコクが尾を引きながらも流れていき、甘みが前面に出た余韻を感じられます。
この立体感あふれるコクと舌に残る甘みによる、何とも言えない心地よい余韻が、非常に印象的で忘れられない味です。
抽出方法の一例(コーノ式名門ドリッパー)
- 豆の分量:30g(二人分250ml)
- 挽き具合:中細挽き
- 抽出温度:80℃
- ポイント
深煎りなので熱いお湯でコク抽出したい方もいるとは思いますが、中くらいの温度で抽出すると、最も味を楽しめるように感じられます。
フレンチプレス:綿のようなフワフワ感
全体的な印象として、口に含むとフワッとした柔らかな感触に包まれ、その後そのフワフワ感はほぐれるようにどこかへ消えていきます。とても面白い感覚です。
謎のフワフワ感
フワッとした謎の感触は、ぜひ一度感じてほしいものです。
コクにより立体感を感じられ、そこにフレンチプレス特有の軽やかさと甘さが混ざって、綿のようにフワフワした感触のコーヒーに仕上がります。またコクによる安定感と軽やかさも感じられ、何とも不思議な感覚です。
抽出方法の一例
- 豆の分量:17g(300ml)
- 挽き具合:粗挽き
- 抽出時間:3分50秒
- ポイント
時間が長すぎると、フワフワ感を感じづらくなる可能性があります。百に短すぎると特徴のコクを充分に引き出せないことがあります。ほどほどの時間がおすすめです。
どんな時・場所・場合でも飲めてしまう
初めの方でお話ししましたように、ボルカニック・トレジャーズは日本人好みに合わせて選ばれたコーヒーです。
つまり多くの日本人が好む「万人受け」のコーヒーという側面もあり、どのような相手やシチュエーションであっても、飲めてしまうコーヒーなのです。
これはボルカニック・トレジャーズならではの特徴と言えるでしょう。
Selected for Japanese「ボルカニック・トレジャーズ(モンタナ・デ・ディアマンテ)」まとめ
記事を読んで “Selected for Japanese” の意味をご理解いただけたでしょうか?実際に飲んでみると、日本のために選ばれた理由を、身をもって感じることができると思います。
今回はモンタナ・デ・ディアマンテ農園のコーヒー豆ですが、他にも選ばれたコーヒー豆があるので、比べてみるのも良いかもしれませんね。
コーヒー豆の情報
- 名称:コスタリカ ボルカニック・トレジャーズ
- 農園:モンタナ・デ・ディアマンテ農園
- 産地:コスタリカ サンホセ州 ドータ地区
- 精製:ウォッシュト
- 焙煎:深煎り
- 購入店:カフェ・バーンホーフ
- 購入店URL:http://bahnhof.ocnk.net/