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【世界のコーヒー】ガンジス川を見下ろしながら午後のブレイクを

【世界のコーヒー】ガンジス川を見下ろしながら午後のブレイクを

世界のコーヒーにTRY! アジア編〜インド・バラナシ〜

ヒンドゥー教徒の誰もが憧れるという、聖地バラナシ。

dolphinRestaurant_ガンガー

人々はガンジス川のことを、親しみを込めて「ガンガー」と呼ぶ。
この地で、ガンガーから昇る朝日を見たいと、世界中から人が集まる。バラナシは、宗教的にも、旅人にとっても特別な場所の様だ。

dolphinRestaurant_ガンガーの朝日

バラナシの町は、とにかくトリッキーなつくりをしている。
方角感覚に自信がある人でさえも、入り組んだ迷路の様な道に苦労することだろう。牛が居るから通れないなんて事もしばしば。
ゲームの中のマリオさながら、冒険気分だ。

dolphinrestaurant_町

無事に目的地に辿り着くというそれだけの事に、非常に大変な思いをする。
川がある方角をしっかり把握していれば、進行方向は判るから大丈夫と思っていたら、曲がりくねった細道に迷い込んで、信じられない程遠くまで来てしまっていたという経験もあった。

川の近くは、長くて急な階段になっている箇所が多く、道を間違えた時にはこの上り下りだけで恐ろしく体力を消費する。
似たような通りが多く、目印になるようなものが少ないのも厄介だ。

dolphinrestaurant_階段

インド人に道を尋ねると「あと5分で着くよ!」と言われる。しかし、5分歩いた先でもまた「5分だよ!」と言われる。
さっきも同じ事を言われたと伝えると、「インド人の足なら5分、日本人なら30分だ!」と適当な事を言われ笑われる。答えになっていないことさえどうでも良くなるくらいに、陽気な人ばかりだ。

そういう訳で、この町はとても体力が要るのだ。
だから、こんなところに突然カフェが現れたら、迷わず入る事をお勧めする。例え道には迷ったとしても!

dolphinrestaurant_看板

インド=チャイという印象があるが、コーヒーも日本と同じように多くのカフェやレストランで飲むことが出来る。
見上げると、涼しげに大きな木が揺らめいた。

dolphinrestaurant_木

一段の高さが日本よりもかなり高い階段を上っていくと、ようやく入口が見えた。
異国を感じさせる装飾が興味深い。

dolphinrestaurant_外観

dolphinrestaurant_入口

振り返ると、さっきまでとは違うガンガーの表情が見えた。
この町は、本当に発見だらけだ。

dolphinrestaurant_店先

1階にはホテルのフロントがあり、レストランは最上階との事で、6階程あるの建物の屋上まで階段で上ることに。
日本ではせいぜい3階までくらいしか階段は使用しないが、インドでは当たり前。息切れしながら、やっとの思いで屋上へ。

dolphinrestaurant_テラス1

見晴らしのいいテラス席に感激するも、一旦クーラーの効いた室内に避難。
ホテルのレストランともあって、店内はきちんと整えられている。

エネルギーと水分を補給できるコーヒーフロートを注文する。

dolphinrestaurant_メニュー

出てきたのは、コーヒーではなく、カフェオレの様な飲み物だったが、さっぱりした風味とアイスクリームの相性が良く、満足。
それ以上にインドという日本と遠く離れた国で、美味しいコーヒーフロートに出会えた事を有り難く感じた。

dolphinrestaurant_コーヒーフロート

バラナシは、独特の雰囲気がある。
日本からの旅人なら特にそう感じるだろう。
様々な種類の動物、古い建物、野性的な人々、とても同じ時代とは思えない事もある。
強く逞しく生きるその様は、どこか惹かれるものを感じる。

私たちは、急に彼らと同じような生活をすることはなかなか出来ないが、その世界を少し覗いてみるだけでも、きっと刺激を受けるだろう。
ここは、誰をも受け入れる特別な場所、聖地バラナシなのだから。

dolphinrestaurant_テラス2

Dolphin Restaurant 店舗情報

住所:Man Mandir Ghat | Godaulia, Varanasi, India

移動時間:Varanasi空港から車で40分

営業時間:月〜日7:00〜22:30

定休日:年中無休

wifi:あり

電源:なし

喫煙:禁煙(テラス席は喫煙可)

HP:なし

About the Author

A7ICE ART&design 兼松江梨

喫茶店天国愛知県出身のアートディレクター。「おしゃれカフェ<喫茶店」主義。古くから愛され続けているものに魅力を感じ、喫茶店巡りをするようになる。市内にある様々な珈琲店に祖父母とモーニングに行くのが子どもの頃からの娯楽。