コーヒーをもっと趣味に

Leaves Coffee Apartment

Leaves Coffee Apartment

コーヒーを通じて人との繋がりをより強く、生活に心の豊かさを

Coffeemecca内でも度々取り上げさせていただいている蔵前。近所に住んで早4年が経ちますが、特にここ1,2年は新しくオープンするお店も増え、通りを歩く人の層も変わってきています。特に以前に比べて若い年代層の人達が目立ちます。

マンションや一軒家など住宅が多く軒を連ねながらも、古くからクラフトワークで栄えたものづくりの街であり、隅田川に沿った長閑な空気が流れる下町エリアです。

Leaves Coffee Apartment_kuramae town

そんな温故知新な街、蔵前を一層盛り上げるであろう新しいコーヒーショップができました。

お店の名前は「Leaves Coffee Apartment」。2016年5月17日にオープン。手がけるのは、昨今のサードウェーブコーヒーブームより一足先に日本橋にお店を構え、世代問わず広く支持を受けているスペシャルティコーヒー専門店Mightysteps Coffee Stopのオーナー、石井康雄氏です。

Leaves Coffee Apartment_logo

大江戸線蔵前駅から両国方面に向かい2分ほど、厩橋(うまやばし)のたもと、複合ショップ「THE EAST」の1階にお店を構えています。目印のネオンサインは夕方頃に点灯し、穏やかで少し大人しい蔵前の街に活気を与えてくれます。

Leaves Coffee Apartment_sign

店名には「咲いては散る葉のように 常に新しく生まれ変わろうとする蔵前の街に、一杯のコーヒーを通じてより多くのこだわりのある人々が集まるきっかけになって欲しい」という想いが詰まっています。

常に新しいカルチャーを発信する立場に身を置きながら、人の繋がりを大切にされるオーナーの思いが伝わる店名です。

Leaves Coffee Apartment_shop1

特筆すべきは、ノルウェー・オスロ発のコーヒーバー、FUGLEN のコーヒー豆を使用していることです。FUGLEN TOKYOは、先日4周年を迎えた昨今のコーヒーブームの先駆け的なお店です。

Leaves Coffee Apartment_beans

勿論渋谷の店舗に行けばこちらのコーヒーを飲むことはできますが、東京の東寄りで扱っているお店は無く、貴重です。

メニューは、ドリップはシングルオリジンでケニア・ホンジュラスの2種類、エスプレッソはブラジルを使用しています。

Leaves Coffee Apartment_menu

おなじく1階、2階では白金・広尾・恵比寿の有名グルメバーガー店「Burgar Mania」に勤められていた方によるオールドアメリカンスタイルのバーガースタンド「McLean(マクレーン)」がオープンしました。

Leaves Coffee Apartment_mclean

1階はLEAVES COFFEE APARTMENTと共有する形でキッチンスペースが設けれています。こちらで注文し、2階のテーブル席でイートイン、若しくはテイクアウトとなります。

Leaves Coffee Apartment_mclean kitchen

2階へは階段で。オールドアメリカンスタイルをイメージした店内は、限られた空間ではありますが、映画の1シーンのようなインテリア。周辺は高い建物がないことから太陽の光が気持ちよく降り注ぎ、明るく気持ちの良い店内です。

Leaves Coffee Apartment_mclean interior1

Leaves Coffee Apartment_mclean interior2

また、同施設には3階にはヘアーサロン「HANARE CUT STAND」が、4階はデニム・帆布のバッグやエプロン等を製作するクラフトワーク集団「R.G.I.D(リジッド)」が運営する「ROOM`S space & gallery」があり、いずれも感度が高い洗練された空間になっています。

蔵前の街を一層に盛り上げ、新しい潮流を作る基点になっていくかと思います。

Leaves Coffee Apartment_rooms1

Leaves Coffee Apartment_rooms2

レセプションイベントの様子(14 May 2016)

5月17日のグランドオープンに先駆けて、14日にレセプションイベントが催されましたので行ってきました。

Leaves Coffee Apartment_procession

6時スタートで、写真は開始2分くらいのお店の前の様子です。オープン前から何かと話題が事欠かないお店でしたので覚悟はしていましたが、予想以上の人でした!

この日は店舗のお披露目で、LEAVES COFFEE APARTMENTからフリーコーヒーを、Mcleanからはフリーハンバーガーとハイボールが振る舞われました。受付をしてチケットを受取り列に並びます。

Leaves Coffee Apartment_ticket

ハンバーガーはレセプションということもあり可愛らしいサイズでしたが、シンプルながらも肉のしっかりとした味が感じられ、しゃきっとした野菜が程よくバランスを取ってくれるので非常に食べ応えがありました。

Leaves Coffee Apartment_burger

ハンバーガーを頂いた後はコーヒーの列へ。この日はオーナーの石井さんと共にFUGLEN TOKYOの代表・小島さんが参加され、コーヒーセッションが行われました。渋谷のFUGLENでも店頭に立たれる姿はほぼ見られないため、貴重な機会でした。

Leaves Coffee Apartment_event2

カフェラテは滑らかでミルキー、コーヒー豆の柔らかくもしっかりとした味。感度の高い人に支持されるFUGLENのコーヒーですが、蔵前という長閑な街にもきっと受け入れていただけるであろう優しい味です。

Leaves Coffee Apartment_latte

参加された方はファッショニスタな人からコーヒー好きな方々、小さな子供をつれた親子や通りすがりで行列に飛び入りで並んだ地元の人など。年代、職業も違えば、普段一堂に会することはないだろう人達。

そんな人達が共通していたことがひとつあります。それは、美味しいコーヒー、ハンバーガーと温かい空間に、みんな「笑顔」になっていたことです。そして、その笑顔を作り、人々を一つに繋げたのは紛れもなくLEAVES COFFEE APARTMENTです。

イベントはオープニングから絶えず人が訪れ、5月という夜はまだ少し肌寒い気候でしたが、お店の周りは熱を帯び、最後まで活気に満ちていました。

Leaves Coffee Apartment_event

コーヒーを通じて新しい出会いがあり、発見があり、人との繋がりをより強く、日々の生活に心の豊かさを与えてくれる、そんなイメージをお店から感じました。

Leaves Coffee Apartment_cup1

お店は浅草、両国、スカイツリーまで徒歩圏内。美味しいコーヒーとハンバーガーを食べながら、下町を散策する人の姿がこの街のスタンダードになる日は、すぐそこまで来ています。

Leaves Coffee Apartment 店舗情報

住所: 東京都台東区駒形2-2-10 ファンライフ駒形105

移動時間: 都営大江戸線蔵前駅から徒歩2分

営業時間: 10:00〜18:00

定休日: 月曜日

wifi: 不明

電源: 不明

喫煙: 不可

HP: https://www.facebook.com/leaves.coffee.apartment/?fref=ts

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。