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コーヒーカップとティーカップの違い

コーヒーカップとティーカップの違い

日ごろ、ほっと一息つきたいとき、仕事中の気分転換などに飲んでいるコーヒー。皆さんどんなカップで飲んでいますか。

使用しているカップは人それぞれだと思いますが、コーヒーを飲むのに最適なコーヒーカップ、また紅茶を飲むのに最適なティーカップがあるのをご存知でしょうか。どれで飲んでも同じではないのかと思われる方もいらっしゃることでしょう。

ここでコーヒーカップとティーカップの違いについてご紹介します。

コーヒーカップとは

ティーカップとの違い

カップの口の開きが比較的少なくとっての付いているカップのことを言います。一般的なコーヒーカップは、紅茶用のティーカップに比べ口が小さく、上下の幅の違いが少ないのが特徴です。これはコーヒーの香りが飛んでしまうのを抑えるためと言われています。

また、コーヒーは飲みごろの温度で抽出される(淹れる)ため、カップに厚みがあり保温性に優れていて、冷めるのを防ぐと言われています。一般的には、アメリカではティーカップよりも大きく、イギリスではティーカップより小さいとされています。

北ヨーロッパではトールカップと言って、コーヒーカップでも特に背が高いカップが好んで使われています。これは北ヨーロッパの寒い時期に、このトールカップにホッとコーヒーを淹れ、カップを両手で包むように持って、手も温めている人々を見かけます。

特殊なコーヒーカップ

マグカップ

マグカップは日本独自の呼び名で、大きなサイズで取っての付いたカップのことです。通常は受け皿がありません。

タンブラー

本来はコップと呼ばれる筒型で、底の平らな飲料用容器全般を指す言葉です。

しかし日本ではタンブラーグラスの一種で、保温機能がありふた付きの「トラベルマグ」や「サーモマグ」のことを「タンブラー」と呼ぶことが多いです。

デミタス

通常のコーヒーカップ半分ほどの大きさで、エスプレッソを飲む場合に使われます。「デミ」は半分、「タス」はカップの意味があります。

カフェオレ・ボウル

その名のとおり、カフェオレを飲むときに使用される食器です。全体的に丸い形で大きく、取手が無いのが特徴です。

ティーカップとは

コーヒーカップとの違い

カップの口の開きが大きいのが特徴です。紅茶は高い温度で抽出するため、早く冷ますことを目的に口が広く作られています。また、紅茶の水色や香りを楽しむためにとも言われています。

現在では椀状で取手が付いているものが主流ですが、17世紀の中ごろまでは取っての無い筒状で、ソーサーも深く、そこに紅茶を映して飲むのが正しい飲み方とされていました。

ティーカップはフット(別名:スカート)と呼ばれる、カップとソーサーとの間に、密閉される空間を作る部分があるものが正式なものとされ、それ以外は略式なものとされています。フットはカップに注がれた紅茶の保温に役立っています。材質は、高温に耐えられるよう、陶器やガラス、磁器が主流となっています。

コーヒーカップとティーカップの違いまとめ

コーヒーや紅茶のおいしさを最大限に引き出すために、それぞれに形状や材質など考えられていることが分かります。それぞれに合ったカップを使用し、普段飲んでいるコーヒーをより一層楽しんでみてはいかがでしょうか。

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coffeemecca編集部

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