ハンガリーの首都ブダペストといえば、ハプスブルク時代からの古い街並みが有名です。そんなブダペストに、ハンガリーNo.1と称される老舗パティスリー「GERBEAUD」があります。
一体どんなカフェなのか、これから見ていきましょう。
ハプスブルク帝国に愛されたカフェ
中欧きっての大都市ブダペスト。
ハプスブルク・東欧・トルコらしさを併せもち、「ドナウの真珠」と称される美しい街並みです。そんなブダペストの中心部、世界遺産に指定されている地区に「カフェ・ジェルボー」があります。日本でいうと銀座のような場所です。
このカフェ・ジェルボー、かの有名なピアニストのフランツ・リストや、さらにはハプスブルク皇妃が常連だったカフェです。それ故に「ハンガリーの至宝」と讃えられる、由緒正しきカフェなのです。
カフェまでは、世界遺産のブダペスト地下鉄1号線で、終点Vörösmaty(ヴェレシュマルティ)駅まで行きます。黄色くて小さい地下鉄は、まさに銀座線です。そして駅についたら、そのまま出口へと出ましょう。
するとカフェ・ジェルボーが、すぐ目の前に見えます。厳密には目の前ではなく、なんとカフェのテラス席のど真ん中に出口があります。
またトラムで来る場合は、2系統のVigadó(ヴィガドー)電停が最寄りです。電停からドナウ川と反対方向へ少し歩くと、左手にカフェが見えてきます。
コーヒーとチョコレートのお店
カフェに入ると、屋内と屋外どちらにするか尋ねられますが、オススメは屋内です。屋内はアーチの天井にシャンデリアが釣られていて、テーブルや壁は木材を用いた気品ある内装です。ぜひ行かれた際は、屋内でカフェを楽しんでみてください。
またこのお店はコーヒーとチョコレートのお店で、カウンターにはテイクアウト用のチョコレートやケーキが並んでいます。こちらはハンガリーのお土産にオススメです。
オススメ①:GERBEAUD KÁVÉ
こちらのカフェで是非とも飲んで頂きたいメニューが、「GERBEAUD KÁVÉ (ジェルボーカヴェ)」です。
これはコーヒーに、アプリコットリキュール・アプリコットソース・ホットチョコレート・バニラフォームを加えて、上にクルミを乗せています。バニラやチョコレートのホッとする味に、アプリコットのキュンと来る酸味は絶妙です。
オススメ②:チョコレートケーキ
ジェルボーは老舗パティスリーとして世界に名を馳せていて、ぜひチョコレートスイーツも食べたいところです。そんなジェルボーには、オススメのスイーツが2つあります。
- Gerbeaud szelet(ジェルボーセレト)
くるみとアプリコットジャムを挟んだケーキに、チョコレートをかけています。甘いチョコレートにアプリコットは、相反するのに何故か病みつきになる味です。 - Dobostorta(ドボシュトルタ)
ハンガリー発祥のケーキで、ミルフィーユ状にスポンジとモカ・チョコレートを重ねて、上からカラメルを乗せています。何とハプスブルク朝の皇帝も愛していた逸品です。
オススメ③:カフェで優雅に朝食
もし朝に行く場合は朝食メニューを注文するのもオススメです。価格は3,000~4,000Ft(日本円で約1,200〜1,600円で)と若干お高めですが、価格を大きく上回るクオリティの朝食が出てきます。
中でもオススメはBudapest Breakfastです。ハンガリー名産のサラミとチーズを、優雅な内装のカフェで食べてみてはいかがでしょうか?とてもリッチなブレックファストへと誘ってくれます。
東京にもあるカフェ・ジョルボー
実はこのカフェ・ジョルボー、東京にも進出しているのです。
東京店は、青山にあるビル「Ao」の二階にあります。メトロ表参道駅から青山通りを渋谷方面に少し歩いた場所にあります。「ジェルボーに行きたいけどブダペストは……」という方は、東京店に行かれてみてはいかがでしょうか?
Café Gerbeaud 店舗情報(ブダペスト店)
ブダペスト店
- 住所 :1051 Budapest Vörösmarty tér 7-8, Hungary.
- 最寄駅:Vörösmaty(地下鉄)、Vigadó(トラム)
- 営業時間:9:00~21:00
- 定休日:無し
- wifi:あり
- 喫煙:屋内禁煙
- 英語:意思疎通可能な店員あり
- カード決済:国際カード全般可
- HP(英語):http://www.gerbeaud.hu/confectionery.html
東京店の情報
- 住所:東京都港区北青山3-11-7 Ao 2F
- 最寄駅:表参道駅B4出口より徒歩3分
- 営業時間:11:00~23:00(日・祝は22:00閉店)
- 定休日:無し
- wifi:不明
- 喫煙:完全禁煙
- HP:http://www.gerbeaud.jp/