コーヒーをもっと趣味に

丸山珈琲 軽井沢本店

丸山珈琲 軽井沢本店

軽井沢で生まれたコーヒー専門店、丸山珈琲

コーヒー好きの方やコーヒー業界の方に訪ねると誰もがオススメするお店に入る「丸山珈琲」、その丸山珈琲の最も原泉の趣を体感出来る1号店、長野・軽井沢本店に行ってきました。

おいしさ・サービスも上質な上に、商業規模としてもコーヒー豆の売り上げもかなりのようで、売り上げの一部を寄付する募金の総額に驚きました。

先日22日にTBSでテレビ放映された影響で、通信販売お届け遅延の可能性が出ているほどとのことです。

http://www.maruyamacoffee.com/blog/news/p21482/

軽井沢駅からタクシーで5分程度、地図を見ればギリギリ歩いて行けるような距離にあると思いましたが、ちょっとした丘にあり、タクシーや車での訪問が一般的なのだなと思いました。

丸山珈琲_軽井沢本店_入り口概観

到着すると、山小屋のよう洋館のような、遊び心があるようで厳かな、様々な印象を与えてくれる不思議な場所・建物が丸山珈琲軽井沢本店です。

丸山珈琲のは”M”を表現しているのはお店で気付いたのですが、入り口の木々が門がロゴを体現していることに気付いたのは、僕がこの記事を編集している時です。

丸山珈琲_軽井沢本店_店舗概観

庭は霧がかかっていたこともあり、どこか神秘的な一方で和の雰囲気も出ていて、入り口から入店までが既に非日常的空間で、珈琲を飲む前に既に気持ちが高揚していました。この後に丸山珈琲のコーヒーが飲めるのだと。

丸山珈琲_軽井沢本店_庭

丸山珈琲_軽井沢本店_入り口

土曜の午前中と言うこともあり、最初は席は空いていましたが、帰る頃のお昼時間帯になるとちょっとづつ混み始める、というくらいの混み具合でした。

丸山珈琲 軽井沢本店 メニュー

丸山珈琲のメニューは品目が非常に多い。

コーヒーのブレンドもシングルオリジンも、スイーツも毎日通っても1ヶ月で制覇出来ないんじゃないかというくらい多かったです。

丸山珈琲のメニューはこちらから全て見ることが出来ます。
http://my.ebook5.net/maruyamacoffee/141b42f47afeed8a5f207364a9e2e28a/

コーヒーについては特徴的で、「●●と××と★★のような風味」と、全てイメージがつきやすくなるように、フルーツやスイーツの呼称を具体的に複数個あげて説明しています。

丸山珈琲_軽井沢本店_コーヒーメニュー1

これは他のコーヒー店であったとしても、「●●の果実のような」という酸味を強調するようなくらいで、ほぼ見かけることがなかった取り組みです。

複数上げることが特に特徴的に思いました。単数だとイメージとして強すぎるところを、複数のフレーバーが入り混じったものを予め想像してから飲んでもらうことで、実際に飲んだ際のイメージを損なわないようにしているのだと思います。

メニューでフレーバーを説明するにはすごく良い方法だと思いました。コーヒーがフルーツである、ということの意識付けという意味もあるのかもしれません。

丸山珈琲_軽井沢本店_コーヒーメニュー2

シングルオリジンは生産地の風土や生産者の取り組みについても書かれていました。東京のカフェ・コーヒーショップではここまで詳細に書かれたものはなかなか見ることが出来ません。

丸山珈琲 軽井沢本店 コーヒー&スイーツ

今回はかぼちゃのタルトとモンブラン、軽井沢本店限定メニューの「丸山珈琲のブレンド・クラシック1991(深煎り)」を注文しました。

丸山珈琲のブレンド・クラシック1991(深煎り)

丸山珈琲_軽井沢本店_フレンチプレスとコーヒー

創業当時の丸山珈琲のブレンドを再現!ビターチョコ、キャラメルの風味、スパイシーな後味と重量感

まず気になったのがフレンチプレスなのだなぁ、と思いました。後から聞いたところ、丸山珈琲は基本的には全てフレンチプレスみたいです。

個人的には「フレンチプレスは誰にでも比較的同じ味が出せる」というイメージがあったので、今までカフェに来て積極的に頼むことはありませんでした。

ただ写真のようにポッドにある分で何杯も飲めること、そのフレーバーが徐々に抽出されて味の移り変わりが楽しめること、結果的にすごく美味しかったこと、などと良いこともかなりありました。

たまにはフレンチプレスも頼んでみようと認識を改める良さが詰まっていました。

味は深入り・クラシックという事で濃く・甘い方向に香ばしい、重量感はあるけど口当たりが良いので思ったほど濃くこってりしてないというのが自分の印象でした。

小布施栗のモンブラン

丸山珈琲_軽井沢本店_モンブラン

長野県小布施町の栗を使った自家製マロンペーストです。全て手作業で行い、手間ひまかけたペーストは栗の味が強く、食べた後も余韻が残ります。

クラシックブレンドに合うケーキはなんですか?ということを店員さんに聞いたら、丁寧に教えてくれたスイーツのひとつです。

奇跡限定メニューのモンブランは中に生クリームと栗たっぷりで、かなりのボリュームでした。徐々に濃くなるコーヒーと併せてかなりの満腹感をもらいました。

かぼちゃのタルト

丸山珈琲_軽井沢本店_かぼちゃケーキとコーヒー

クッキー生地にかぼちゃのクリームを入れて焼き上げ、自家製キャラメル生クリームをたっぷりと乗せました。

こちらも店員さんのオススメメニュー、かぼちゃということでこちらも濃厚なものをイメージしてましたが、軽くふわっとしていてかぼちゃの甘い部分だけを活かしている印象でした。

モンブランもそうですが、スイーツのお皿がかなり可愛くて、店舗の雰囲気に合っていて拘りを感じます。

丸山珈琲 軽井沢本店 内装

店内は入り口入って飲食スペースと購買スペースに別れています。

飲食スペース

統一感のあるダークブラウンのインテリアや暖色の雰囲気は、暖炉で暖まってるような落ち着きを与えてくれます。

丸山珈琲_軽井沢本店_内装1

席数は丸テーブル約10席、カウンター4,5席、対面席2セット、四角テーブル3,4席というくらいです。

丸山珈琲_軽井沢本店_内装2全景

落ち着いた雰囲気ですが、外の霧がかった碧い景色も見えてノスタルジックです。恐らく季節によっては全く違う景色が見える事かと思います。

カラフルなコーヒー用品・ドリップ用品も並んでおり、遊びごころも感じられます。こちらは物販スペースにも同じ物があり、購入することが出来ます。

物販スペース

丸山珈琲_軽井沢本店_試飲

物販スペースでは、店内で飲むことが出来るコーヒーを購入する事が出来ます。

特徴的なのはそのほとんどのものが試飲出来る状態でおいてあることです。正直コーヒーのフレーバーを説明されても、丸山珈琲の画期的な説明指針でもそれでもはっきりしない部分がかなりあります。

丸山珈琲_軽井沢本店_試飲コーナー

現物がその場で飲めるというのは、味が落ちるとかはありますが、購入を検討するに当たって一番手っ取り早いので、これまた画期的だなぁと思いました。

コーヒーショップに聞いてみたところ、適宜交換しなければいけないことや結局ほとんど飲まれないから、出来ないという声がかなり多いです。

この試飲システムをこの軽井沢という立地でやった方が良いとしている丸山珈琲さん、さすがです。

丸山珈琲_軽井沢本店_コーヒー用品2

SCAJ2015で見かけた特徴的なかわいいコーヒーミル「ミルコ」も丸山珈琲のほうでは先行発売していました。

軽井沢という、東京からそのためだけに行くのは難しいところにありますが、結果としては大満足でした。

出不精な自分でも、気分転換をしたい時、この非日常空間に浸かるために足を運ぶ機会は今後もあるんじゃないかなと思っています。

丸山珈琲 軽井沢本店 店舗情報

住所: 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1154-10

移動時間: 軽井沢駅から車で5分

営業時間: 10:00~18:00

定休日: 火曜定休日(8月無休)※ 祝日の場合は営業

wifi: なし

電源: なし

喫煙: 不可

URL: http://www.maruyamacoffee.com/blog/shop/karuizawa/

丸山珈琲 ハルニレテラス店

丸山珈琲_ハルニレテラス

中軽井沢駅近くの星野エリア ハルニレテラス店の方も寄ってみました。ラインナップは大体同じで、店舗限定メニューが別にあるというくらいです。

また、こちらのハルニレテラス店では(他の店舗もそうなのかもしれませんが)、コーヒー豆を購入したら2名分まで、カフェラテを含むドリンク3点のいずれかがサービスというすごいシステムでした。

「茜すみれ」というフルーティなブレンドと、丸山珈琲のキャニスター缶を購入しました。

丸山珈琲_キャニスター缶

キャニスター缶は安くてデザインが可愛く、一杯あって困らないのでコレクションしていますが、白いキャニスター感はなかなか珍しくて、お気に入りになりそうです。

丸山珈琲 ハルニレテラス店 店舗情報

住所: 長野県北佐久郡軽井沢町星野ハルニレテラス内

移動時間: 中軽井沢駅から車で約5分、徒歩20分

営業時間: 10:00~18:00

定休日: 無休

wifi: なし

電源: なし

 

喫煙: 不可

URL: http://www.maruyamacoffee.com/blog/shop/

About the Author

isay53

coffeemecca代表・開発者です。コーヒーが好きで、1日に何杯もインスタントコーヒーを飲んでいる中で、こんな飲むんならコーヒーの味や種類を色々楽しまないと勿体ない、と思いコーヒーにハマりました。単純にコーヒーを飲料としてではなく、趣味・文化として楽しむきっかけを持ってもらえるきっかけをこのメディアで作れたらいいなと思っています。