☕ ドリップに必須のやかん「コーヒーケトル」

コーヒー専用のやかん‘コーヒーケトル’をご存知ですか。コーヒーケトルを使ってハンドドリップするだけで、コーヒーの味が大きく変わってくるのです。今回はコーヒーケトルについて見ていきましょう

コーヒーケトルについて

コーヒーケトル(coffee kettle)とは、コーヒー用のやかんで、ドリップケトル、ドリップポットなどと呼ばれています。注ぎ口が細長い形状になっており、コーヒーを抽出する時に注ぎやすく、均等に湯が落ちるのが特徴です。ハンドドリップの時によく使用されます。

コーヒーケトルは、ステンレス製のものやホーロー製のものがあり、どちらのタイプも直火OKです。最近ではIH専用もあるので熱源に合わせて選ぶと良いでしょう。

ステンレス製は扱いやすくさびにくいのが特徴で、やや価格が高めです。ホーロー製は比較的安価で、カラフルな商品が多いので人気がありますが、火にかけると変色することがあります。それぞれの特徴を踏まえて自分にとって使いやすいものを選びましょう。

コーヒーケトルは、コーヒーの抽出量に合わせたサイズを選ぶとよいです。実際にお気に入りのカフェに出かけて、カフェで使用されているケトルを観察し参考にしてみるものありです。

均等にお湯を注ぐことのできるコーヒーケトルですが、それ以上にコーヒーの味を左右させる重要な役割も担っています。「お湯の太さ」と言われるものです。

コーヒー液をドリップしていく際、挽いたコーヒー豆に直接お湯をかけていきます。この“直接かけていくお湯の量”が速く・多い注ぎ方を「太い」と表現し、逆にゆっくりと遅めに注いでいくことを「細い」といいます。

太い抽出をしていくと、あっさりとした薄めのコーヒーを入れることができ、起き抜けの一杯やスッキリしたい時におすすめのコーヒーを淹れることができます。

逆に、細く抽出していくことで、濃くてとろみのある重めな一杯をドリップすることができます。眠気を覚ましたい時、ガツンとしたコーヒーを飲みたい時におすすめです。

おいしいコーヒーを淹れようと思ったら、抽出時のお湯の温度も重要となってきます。湯が理想的な抽出温度になるのを確認するため、温度計があると便利です。あくまで目安となりますが、浅煎りの場合は90℃、中煎りは85℃、深煎りなら80℃で淹れると雑味のない最適な湯温でコーヒーを淹れることができます。

コーヒーケトルはコーヒー用のやかんで、コーヒーを抽出する時に均等に湯を注ぐことができるのが特徴です。ステンレス製とホーロー製があり、ステンレスの方が、やや高価格になっています。

また、コーヒー液を抽出する上で大事な役割を果たす道具でもあり、注ぐお湯の太さを調節できる便利な“やかん”です。おいしいコーヒーを淹れたいのであれば、ぜひとも揃えておきたいコーヒー用品です。