コーヒーにたっぷりのミルクを入れて作るカフェオレ。コーヒーは苦手だけど、カフェオレなら…という方も多いはず。
気になること自体少ないテーマではあるものの、コーヒーは砂糖によって風味にもはっきりとした変化があるのです。ここでは、カフェオレと相性の良い砂糖についてみていきましょう。
クセのない砂糖は当然相性◎
グラニュー糖、上白糖といった“クセがない”と言われている砂糖は、どのようなコーヒーにもマッチする万能な砂糖です。カフェオレであっても、単純に甘みを追加するという用途においてはこれらの砂糖を選ぶのはベターな選択です。
グラニュー糖、上白糖共に、すっきりとした甘みでコーヒーとミルクの旨味を活かしてくれます。
カフェオレはコーヒーの旨味以外も重要
しかしながら、カフェオレ・カフェラテ・マキアートなどのアレンジコーヒーは、コーヒーそのものの旨味だけではなく、コーヒーの風味をアレンジして美味しさを引き出す側面そのものが重要となってきます。
そのため、一般的なコーヒーと相性が悪いと言われている砂糖であっても、カフェオレであれば美味しく飲めるということもあるのです。
独特の風味を持つ砂糖も◎
コーヒーと相性が悪いとされている砂糖は、独特な風味がある個性の強いものが多いです。以下の砂糖は、風味が強いことでコーヒー本来の味わいを壊しかねないため、基本的には使われることが少ないとされています。
しかし、それらの独特な風味を持つ砂糖たち、実はカフェオレのアレンジに使うことで美味しく味わうことができるポテンシャルを秘めているのです。
黒糖(黒砂糖)
サトウキビの絞り汁を煮て作る黒糖は、独特な風味とコクがあり強い甘みを感じる砂糖です。
ストレートコーヒーに入れてしまうと、黒糖の主張が勝ってしまうのでオススメはできませんが、カフェオレならミルクのまろやかさに独特の甘みが上乗せされ、ほんのり和の風味を持つ美味しいアレンジにすることができます。
三温糖
三温糖は、砂糖(グラニュー糖や上白糖)を生成する際に残留した蜜から作られた茶色の砂糖です。ミネラルが豊富に含まれており、どっしりとした甘みと強い風味があり、しっかりとした甘みを感じることができます。
絡みつくような、口の中に残る”重め”の甘さを持ったカフェオレを作りたい場合などにオススメです。
コーヒーシュガーで味の変化を楽しむ
また、その名の通り王道とされるコーヒーシュガーは、カフェオレと合わせることによって味の変化を楽しむことができるため、おすすめしない理由はありません。
コーヒーシュガーはカラメルが含まれた小粒な氷砂糖のような形状をしているので、加えた後にゆっくりと溶けていく特性を持っています。
時間が経つほど溶け、甘さが増していき、カラメルの香ばしさを次第に感じ取れるようになっていきます。ミルクの甘さにカラメルの風味が調和していき、相性の良さを感じさせてくれる味わいを楽しませてくれます。
カフェオレはクセのある砂糖とも相性◎
以上のように、カフェオレは一般的に「コーヒーと相性が悪い」とされている砂糖をも美味しさの引き立て役として昇華させてくれます。
クセのある独特な風味を楽しむのも、コーヒーの楽しみ方のひとつ。変わった砂糖を手に入れた際は、ぜひカフェオレで試してみてくださいね。