会社やご家庭で、お湯を注ぐだけでおいしいコーヒーが入れられるその手軽さが好まれているインスタントコーヒー。特別な器具を使うことなく、淹れる際にほんのひと手間加えるだけでおいしさがアップする裏技があるのをご存知ですか。
ここでインスタントコーヒーの美味しさをワンランクアップさせる裏技をご紹介します。
水で練る裏技
普通、カップにインスタントコーヒーを入れ、そこにお湯を注いで作りますが、そこでひと手間かけるとより一層おいしいコーヒーができます。
材料
インスタントコーヒー お好みの量
ティースプーンの水 1杯程度
作り方
1.カップにインスタントコーヒーを入れティースプーンの水を加えます。
2.よく練ってなめらかになったら、熱湯を注ぎます。
3.お好みで砂糖やミルクを加えてください。
では、なぜ水で練るだけでおいしくなるのでしょう。そのままお湯を注いだコーヒーはコーヒー豆に含まれる澱粉が、コーヒーをダマにしてしまい、苦味だけが残るコーヒーになってしまいます。
しかし、練ってからお湯を注ぐことでダマになるのを防ぎ、苦味が抑えられ、スッキリとした後味のコーヒーになります。それに加え、コーヒーの証であるクレマが立ち、フレッシュな香りを感じます。
麦茶で淹れる裏技
コーヒーは普通、お湯を注いで作りますが、麦茶で淹れることでおいしさがアップします。
材料
インスタントコーヒー 好みの量
麦茶(温めたもの)適量
作り方
1.カップにインスタントコーヒーを入れます。
2.麦茶を沸かし、1に注ぎます。
麦茶で淹れることで、麦を焙煎した香ばしい香りが、コーヒーに香ばしさを与え濃いめの煎りたてコーヒーを飲んでいるようなおいしいコーヒーになります。
90度のお湯で淹れる裏技
普段インスタントコーヒーを入れる際、お湯の温度を気にしたことがありますか。お湯の温度に気をつけるだけでいつもよりおいしいコーヒーができます。
材料
インスタントコーヒー 好みの量
90度のお湯 適量
作り方
1.カップにインスタントコーヒーを入れます。
2.お湯を沸騰直前の90度に沸かし、【1】に注ぎます。
コーヒーは沸騰したお湯で淹れると渋みが強く出ます。また逆にお湯の温度が低いと酸味の強いコーヒーになる性質があります。90度のお湯だとその渋みと酸味のバランスの良いおいしいコーヒーになります。
お湯の温度は温度計を使って測るのが一番ですが、温度計が無い方は一度沸騰させ、30秒から1分ほど置いた後、湯気の立ち方が落ち着いた頃が淹れごろの90度になります。
お塩をプラスして淹れる裏技
材料
インスタントコーヒー 好みの量
塩 ひとつまみ
作り方
1.カップにインスタントコーヒーを入れます。
2.お湯を注ぎ、塩をひとつまみ(指先でほんの少しつまめるだけ)を加え混ぜます。
コーヒーに塩を入れる方法は古くから言われている方法です。塩を入れることでインスタントコーヒーにありがちな苦味を、和らげ旨味に変えてくれます。
また、ほんのり酸味が加わる事で味がくっきりと現れます。
フライパンで煎ってから淹れる裏技
材料
インスタントコーヒー 好みの量
テフロン加工のフライパン
ヘラ等
作り方
1.テフロン加工のフライパンにインスタントコーヒーを入れ、弱火にかけます。
2.ヘラなどでコーヒーを混ぜ、全体的に茶色から色が濃くなったら完成です。
煎る場合の注意点
- 火にかけている時は放置しているとくっついてしまうので、ヘラなどでかき混ぜ続けてください。
- インスタントコーヒーに水分は大敵なので良く乾燥したフライパンとヘラを使用してください。
インスタントコーヒーを煎ることにより香ばしさが増し、味もキリッとしたおいしいコーヒーになります。インスタントコーヒーで 炭火焼きコーヒーの味わいが楽しめます。
インスタントから美味しいアイスコーヒーを淹れる裏技
- 水に溶けやすい種類のインスタントコーヒーを選んでください。
または、アイスコーヒー用のインスタントコーヒーを選ぶことをおすすめします。 - グラスに入れ少量の水で溶いてから氷を入れ、仕上げに冷水を注ぎます。
- 濃いめに淹れたインスタントコーヒーを、氷をたくさん入れたザルを用意し、その上からグラスに注ぎます。仕上げにグラスに氷を入れます。
インスタントコーヒーを急激に冷やすことにより、コーヒー本来の香りを逃さずに閉じ込め、おいしいアイスコーヒーになります。