TOKYO CAFÉ SHOW2017が、東京ビックサイト(国際展示場)にて2017年の6月6日から8日にかけて開催されました。ここではPizza & Pasta EXPO2017やJapan International Tea Show2017も同時開催され、カフェやレストランなど飲食業に携わる方々が集まりました。
そしてこの展覧会の目玉は、何といっても日本バリスタ協会主催の「バリスタグランプリ2017」。今回はCAFÉ SHOWとバリスタグランプリについてご紹介します。
TOKYO CAFÉ SHOWってどんな感じだろう?
SCAJの展覧会との違いから見よう
TOKYO CAFÉ SHOWは、名前の通り喫茶店を運営している方が主なターゲットです。
毎年行われるSCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)の展覧会と比べると、業務用の機械や店内設備に関するブースが目立ちます。とりわけ業務用のエスプレッソマシーンや焙煎機、またコップなどの食器に関するブースが多い点は、大きくSCAJのそれと異なります。
2017年はPizza&Pasta EXPO・TEA SHOWと共催
今年度はPizza & Pasta EXPO2017やJapan International Tea Show2017と共催でした。そのため会場内部には、コーヒーだけでなく紅茶や抹茶を取り扱うブースだけでなく、中には大きなピザ窯を持ち込んでいるブースもありました。
カフェ関係以外にも面白いブースが盛りだくさんです。
CAFÉ SHOWの内部を見てみよう
ブースがいっぱい!
まずコーヒーのブースで目を引くのが、器具類です。何といっても喫茶店を運営している方がターゲットですので、業務用の機械があちらこちらにあります。
例えばHARIOさんのブースではドリッパーやサーバーがあり、またラッキーコーヒーさんやLAVAZZAさんでは、コーヒーメーカーやエスプレッソマシーンが勢ぞろいです。
また機械だけでなく、喫茶店向けにコーヒー豆を取り扱う業者さんも多く目立ちます。世界最高品質と名高いミカフェートさんや、FNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)など、他にも日本各地からコーヒー卸業の方がブースを開いています。
専門家によるセミナーがある!!
この展覧会の大きな特徴が、セミナーの開催です。コーヒーやカフェに関する座学はもちろん、有名バリスタによるレクリエーションも開催されています。こちらの多くは別途セミナー参加費が必要です。
しかしセミナーによっては、破格の参加費であったり、参加費以上のモノを得られたりもします。
コーヒーの試飲ができる!!
一般来場者が最も楽しめる点といえば、恐らくコーヒーの試飲でしょう。もちろん無料で色々なコーヒーを試飲することができます。
例えば、小川珈琲さんではエスプレッソを試飲したり、HARIOさんでは振り子を用いてドリップした変わったコーヒーも試飲できました。
バリスタグランプリ2017
バリスタグランプリとは?
おそらく皆さんの多くは、バリスタの選手権と言うと、SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)主催のJBC(ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ)を思い浮かべるでしょう。こちらでは、技術はもとより独創性やプレゼン能力など様々な能力が試されます。
対して今回のバリスタグランプリは、エスプレッソの技術や接客など、純粋なバリスタの技術を競い合います。そのため出題も「きれいな円をフォームドミルクで描く」など基礎的な技術が試される出題などがあります。
つまりJBCは進化し続けるバリスタを競い合い、対するバリスタグランプリでは原点に立ち返って根本的な技術を競い合っているのです。
ちなみに2017年の優勝者は、虎ノ門コーヒーの加藤バリスタでした。
プロのバリスタのエスプレッソが飲める
バリスタグランプリのもう一つの目玉が、前年度チャンピオンなどプロ中のプロのバリスタによる、エスプレッソが無料で飲めるところです。さらにエスプレッソについて尋ねると懇切丁寧にプロの知識を目の前で教えてくれます。
通常では不可能な貴重な体験ができるので、エスプレッソに関心のある方は要チェックです!
TOKYO CAFÉ SHOWへ行ってみよう
TOKYO CAFÉ SHOWは毎年開催されています。本来ビジネスショーですので、一般来場の方は入場料3,000円が必要になります。しかし3,000円払っても行く価値がある楽しい展覧会です。
また喫茶店を開業予定の方や、コーヒーに関するビジネスを行いたい方は、絶対に行くべき展覧会です。実際に周辺のスペースでは、商談が多く行われています。
来年のCAFÉ SHOWは、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?