「サードウェーブコーヒー」の火付け役として日本に上陸して以来、着実に店舗を増やしているブルーボトルコーヒー。
コーヒーに拘りを持ちながらペアリング(コーヒーと合う)を意識したパウンドケーキ、クッキー、ワッフルなどのフードにも力を入れており、定期的に新作のメニューを発表しています。
今回は2月11日(土)に、ブルーボトルコーヒー 青山カフェで行われたCafeSnapとのコラボイベントにお邪魔しました。
CafeSnapは掲載店舗件数約5000軒の個性光るカフェに出会える写真共有型アプリです。
ブルーボトルコーヒーが提供する春の新作フードメニューとコーヒーのペアリングを体験できる今回のイベント。本来は2月15日(水)から販売開始になるメニューを、CafeSnapユーザーに限定して一足早く味わえる、魅力的な内容となっていました。
場所は表参道から徒歩2分、都会的な洗練された内装と、大きな窓から見える緑に安らぎを感じる開放感のある雰囲気が特長の店舗です。イベントは土曜日の午前10時からでしたが、お店は既に多くの方で賑わっていました。
イベントの導入部分ではブルーボトルコーヒーの理念からコーヒーの生産処理方法、フードペアリングの考え方、などをスライドで解りやすく説明。
カッピング、ドリップ、ラテアートなどのワークショップイベントは都内のコーヒー屋でも多く開催されていますが、こうしたコーヒーの基本的な知識を丁寧に解説頂けるイベントは、コーヒーを詳しく知るキッカケを作ってくれる良い機会だと思います。
続いてハンドドリップのデモンストレーション。使用するのは2016年12月に発売されたブルーボトルオリジナルのドリッパーです。
ペーパーフィルターも湯通しの必要がない、竹パルプを配合したオリジナルのもの。コーヒー豆にお湯が注がれると、辺りには華やかな香りが拡がります。
1品目に登場したのは「抹茶とレモンのパウンドケーキ」。清澄白河店の2階にあるキッチンにて作られているとのこと、愛知県西尾市の抹茶にレモン、隠し味にホワイトチョコレートとヨーグルトを合わせた日本独自のメニューです。
抹茶の香りが前面に出つつも、ホワイトチョコレートの甘さでバランスを取っており、
しっとりとしたパウンドケーキの柔らかい口当たりとレモンピールの歯ごたえのコントラストは、食感への拘りも感じます。
ペアリングとして提供されたコーヒーは「ケニア キアンブ ガティルイニ」。ハンドドリップのデモンストレーション中も非常に華やかで良い香りが漂っていましたが、ライムやシトラスを彷彿させる風味と酸味。温度が下がるとより際だつ果実感。
単体で頂いても十分に美味しいのですが、ペアリングとして頂くと味の変化を顕著に感じることができます。バリスタの方による「ペアリングの3つの考え方」を聞きながら、コーヒーとパウンドケーキのマリアージュを紐解いていくことで、ペアリングに対する理解もより深まりました。
2品目は「チキンのサンドイッチ」。代々木上原の人気店「カタネベーカリー」のチャパタと、鳥ハム、自家製のキュウリのピクルス、レタスを素材とし、ニンニクの秋穂リソースとマスタードを合わせたものです。
弾力のあるチャパタの歯ごたえとジューシーな鳥ハム、しゃきっとしたレタスとピクルスのバランスが絶妙で、しっかりニンニクが効きながらも飽きの来ないソースの味付け。ボリュームもあるので、ランチとして頂いても良い一品です。
ブルーボトルコーヒーでは、浅煎りのシングルオリジンコーヒーから、「ジャイアントステップ」と名付けられた気持ち深煎りのブレンドコーヒーなど、豆の種類も豊富に取りそろえています。コーヒー豆の煎りの深さに応じてペアリングするフードを変えてみて味を楽しむと、普段何気なく飲んでいるコーヒーに新しい発見が有るかも知れません。
お土産は青山カフェで利用できるフードチケットと非売品のピンバッヂ。1時間ほどのイベントでしたが、楽しく濃密な時間を体験することができました。
商品情報
抹茶とレモンのパウンドケーキ
価格: 400円(税込)
販売開始日: 2月15日
ケニア キアンブ ガティルイニ
グレープジャムのような甘みと酸が複雑に混ざり合い、フルーツジュースや蜜の質感が口いっぱいに広がります。
コーヒー豆
1,900円(税抜)/ 内容量200g
店舗でのドリンク提供
ドリップコーヒー: 550円(税抜)
サイフォン: 850円(税抜)
※サイフォンは青山カフェ平日午前中のみ
チキンのサンドイッチ
価格: 650円 (税込)
発売開始日: 2月1日発売
店舗情報 ブルーボトルコーヒー 青山カフェ
住所: 東京都港区南青山 3-13-14