コーヒー好きの間では、行ってみたい国として語られることの多い国デンマーク。有名雑貨店が日本に上陸したこともあって、近年注目度がますます高まっています。
ここでは、デンマークのコーヒー文化や、飲まれているコーヒーの特徴について見ていきましょう。
世界トップクラスのコーヒー消費量
デンマークは世界トップレベルのコーヒー消費量を誇る、コーヒー大好き国家です。コーヒーに関する調査を行うと、毎回スウェーデンやフィンランドと並んで、すさまじい量のコーヒーを消費していることがわかります。
年間のコーヒー消費量は、一人あたり1日平均で3〜4杯ものコーヒーを飲むと言われており、デンマーク国民とコーヒーは切っても切り離せない関係であることがわかります。
“ヒュッゲ”というデンマーク独自の考え方
世界の幸福度ランキングでもトップに名を連ねることの多いデンマークでは、「ヒュッゲ」という独自の言葉(考え方)が浸透しているそうです。
ヒュッゲとは、生活をおくる上で“心地よい瞬間”というようなニュアンスを持った言葉。このヒュッゲという憩いの時間とコーヒーは、密接に関係しており、“ヒュッゲにはコーヒーが必要不可欠”とされています。
また、知人友人と会ったりおしゃべりをするにもコーヒーは欠かせないとされているようで、デンマークの人々はコーヒーを片手に思い思いの“ヒュッゲ”を楽しんでいるのだそうです。
浅煎りの酸味あるコーヒーが主流
デンマークを含めた北欧において、コーヒーの主流は“浅煎り”の豆。一般市民だけでなく、コーヒーのプロであるバリスタ達も酸味のある浅煎りコーヒーを好むのだそうです。
また、デンマークではこの浅煎りのコーヒーを何も加えずに飲むのが主流と言われています。1日に何杯も飲むことから、すっきりとした味わいが好まれるのでしょう。
コーヒーにはパンを合わせる事が多い
そんなデンマークでは、コーヒーのお供としてパンが選ばれることが多いようです。浅煎りが主流ということもあり、甘いドルチェなどよりは軽い風味のパンがマッチするためとのこと。
デンマークは、レストランでのランチよりもカフェでの軽い軽食を楽しむことも多いことから、自然にパンと合わせることが多くなったのでしょう。
世界的に評価の高い焙煎所も多い
デンマークは、世界的に評価の高い焙煎所があることも有名な話です。そのなかでも、「The Coffee Collective」は、ワールドバリスタチャンピオンも在籍する、コーヒーブームのパイオニア的な焙煎所として知られています。
アフリカや南米などの生産農家に、直接コーヒー豆を仕入れに行く「ダイレクトトレード」を行い、常に品質の高い豆を販売していることから世界中にファンが多い店舗です。
デンマークのコーヒー文化と特徴まとめ
いかがでしたか?世界のコーヒーブームを牽引する焙煎所があるなど、コーヒーファンにとって憧れの国でもあるデンマーク。やはり、デンマーク国民とコーヒーは切り離せない関係にあるようですね。
デンマークでは、日本の主流とは正反対な浅煎りのすっきりとしたコーヒーが好まれていますが、その味わいに魅了される方も多いようですよ。