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缶コーヒーBOSSの歴史

缶コーヒーBOSSの歴史

BOSSコーヒーは、サントリーフーズの缶コーヒーブランドです。パイプをくわえた男性のイラストが特徴で、様々なテイストの缶コーヒーが販売されています。

コンビニエンスストアや自動販売機で目にされたり、飲まれたりしている方も多いと思います。

BOSS缶コーヒーはどのように誕生したか

もとはUCC上島珈琲が製造していた「WEST缶コーヒー」の後継商品として1992年誕生しました。当初はスーパーブレンド・カフェオレ・ブレンド・ミルクテイストの4缶での発売でした。

通常缶コーヒーの開発は6~8ヶ月の期間で行われますが、BOSS缶コーヒーの開発には約20ヶ月の期間をかけたそうです。この異例の期間は当時の飲料事業の責任者であった事業部長のこだわりによるもの。

「中身は客がうまいと思うものでなければ駄目だ。必要なら時間をかけてもよい。完成度の高い缶コーヒーを作れ」と指示があったからです。

当時の缶コーヒーの容量は250mlが主流でしたが、短い休憩時間の間に飲むサイズを追求した結果、190gの商品をメインとして発売しました。

BOSSのネーミングの由来は、サントリーのHPによると、「働く男性」の理想という意味をこめて名づけました。』とのことです。また、コンセプトは「働く男の相棒」。同時に缶コーヒーの頂点を目指したい、という意味も込められているようです。

BOSSのCM、キャンペーン

BOSSといえば、特徴的なCMと、キャンペーンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。発売当初、テレビ出演すらほとんどなかった矢沢永吉さんをCMに起用し大きな話題となりました。

また、さまざまな業種とのコラボレーションCMも多数作成されています。そのなかでも宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズは人気が高く、現在も続いています。

また、CMだけでなくキャンペーンも特徴があります。BOSSといえば、BOSSジャンを思いつく方も多いのではないでしょうか。その他にも電話や食器など、他にはみないコラボ賞品があり話題になっています。毎回多数の応募があり、相当な倍率になっています。

最近ではBOSS専用の公式HPがあり、商品の説明やキャンペーン情報はもちろんのこと、ポイントを稼いでオリジナル商品に応募できるゲームなどもあります。缶コーヒーを飲む以外でもBOSSの世界を楽しむことができるようになっています。

BOSS缶コーヒーの種類

現在、地域限定商品も含めて40種類ほどの缶コーヒーがBOSSブランドで販売されています。過去に発売されていた缶コーヒーなど微妙にデザインが異なっているため、BOSS缶コーヒーのコレクターまで存在するようです。これだけの商品を展開できるのは、やはり商品開発力が優れているからでしょう。

また、2001年には、サントリーグループの焙煎会社としてサンカフェ株式会社を設立し、BOSSだけの焙煎工場を作りました。この工場ではコーヒー鑑定士が良質なコーヒー豆を厳選し、焙煎の職人が丁寧に豆を煎り、BOSSだけのために焙煎しているそうです。BOSSの開発に対するこだわりがこのような形となって表れたのですね。

缶コーヒーBOSSの歴史まとめ

缶コーヒーのなかでは歴史の浅いBOSSコーヒーですが、発売当初から斬新なアイデアと確かな味で、消費者を魅了してきました。これから先どんな商品を届けてくれるのか、どんなアイデアで楽しませてくれるのか、目が離せません。

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coffeemecca編集部

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