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混合焙煎と単品焙煎

混合焙煎と単品焙煎

ブレンドコーヒーを作るのに欠かせない工程に「混合焙煎」というものがあります。少しなじみのない言葉ですが、ブレンドコーヒーを作るために大切な工程のひとつです。今回は、混合焙煎についてご紹介します。

ブレンドコーヒーについて

コーヒーの銘柄には、様々なものがあります。「ブルーマウンテン」や「キリマンジャロ」など、これら1種類のみで構成されたコーヒーをストレートコーヒーと言います。

一方で、複数の銘柄を混ぜ合わせたコーヒーをブレンドコーヒーと言います。ちなみに、欧米のコーヒー文化はブレンドコーヒーが主流となっており、日本のようにストレートコーヒーを楽しむことは少ないのだそうです。

コーヒー豆をブレンドする目的

ブレンド 豆

コーヒーの風味は、生産された地域で違いがあり、コーヒー豆それぞれが個性を持っています。とはいえ、ひとつの種類だけでは単調な味になりやすい。そのため、コーヒー豆をブレンドするのです。

ブレンドを行なう事で味に立体感が演出され、非常に奥深い風味が出てきます。また、風味の異なるコーヒーを組み合わせて、新しい味を創造することが出来るのです。

混合焙煎(プレミックス)とは

混合焙煎とは、あらかじめコーヒーを生豆の状態で混ぜ合わせ、様々な種類の豆が混在している状態で焙煎することを言います。混合焙煎は一気に焙煎するので手早く仕上げることが出来る一方で、それぞれの豆の特性に適した焙煎時間に「ばらつき」が出るため、煎りムラが出来てしまいます。

また、煎りあげた豆の味に異変が生じた際、その元となる原因が判別しにくいという点があります。

単品焙煎(アフターミックス)とは

混合焙煎とは逆に、一種類の豆だけをじっくり焙煎した後に混ぜ合わせる、単品焙煎という方法があります。それぞれの豆の特性に適した時間で焙煎するため、豆の最高の状態を引き出すことができます。デメリットとして、それぞれの豆を個々に焙煎するため、時間がかかってしまいます。

コーヒーをブレンドする時のコツ

豆

コーヒー豆のブレンドは、実は初心者でも可能です。ブレンドする時のポイントをまとめてみました。焙煎したコーヒー豆を週種類用意して、単品焙煎を自ら試してみてはいかがでしょうか。

  • 特徴の相反するコーヒー豆をブレンドする。
  • 酸味、苦みから好みの味のベースを決める。
  • 味のバランスをとるためコーヒー豆の比率を考えてみる。

混合焙煎と単品焙煎 まとめ

美味しいブレンドコーヒーを作るために欠かせない焙煎ですが、ただコーヒー豆を煎ればいい、というわけではありません。焙煎店やカフェの方はブレンドを作る際、より美味しいブレンドを生み出すため焙煎方法を工夫しているのです。

一口にブレンドといっても、その組み合わせや豆の比率、焙煎方法ひとつをとっても多種多様。カフェでブレンドコーヒーを飲むときに、そのブレンドが出来るまでの過程にも想いを馳せてみるのも面白いかもしれませんね。

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coffeemecca編集部

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