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コーヒーインストラクター1級とは

コーヒーインストラクター1級とは

コーヒーインストラクターという、高い知識と技術を求められる資格をご存知でしょうか。特に1級に関しては、コーヒー関連の仕事をしたい方にとっては、とっておくべき資格と言えます。

農林水産省認定の資格

コーヒーインストラクターは、農林水産省が認可する「全日本コーヒー商工組合連合会」が主催する日本で最初のコーヒー検定です。コーヒーに関する技術と知識に合わせて、2級、1級、鑑定士と三段階で資格が設定されています。

1級に求められるレベル

コーヒーインストラクター2級が、コーヒーに関する基礎的な知識や対面販売を仕事とする人に求められる、比較的“初心者向け”の入門資格であるのに対し、1級を取得するためには「コーヒー製造業者が“プロ”として求められる専門的な知識と鑑定技術を得ること」が求められます。
また、コーヒーインストラクター1級を受ける前提として、2級を合格していなくてはなりません。

専門知識の受講・受験

コーヒーインストラクター1級の検定は、「養成講習会」の受講と「検定試験」の受験からなります。養成講習会ではコーヒーの焙煎について、抽出についてのメカニズムやカッピングの講習などを行います。
成分の話や数値的な話が多いため、しっかりと基礎知識を復習してから臨まなくてはなりません。カッピングでは、ブレンド豆の産地を分けたり、挽きめによる違い(粗挽き、細挽き他)、標高による違い、焙煎による変化など、貴重な体験をすることができます。

検定試験の合格率は…?

検定試験では、実際に検体のカッピングなどの実技を行い回答していきます。出された検体が水洗か非水洗か。外見のみでどこの産地かを判断する。銘柄のブレンド比を回答する等。コーヒーへの膨大な知識と経験が必要となってくるため、合格率は10%〜15%とも言われています。

コーヒーのプロフェッショナルへ

コーヒーインストラクター1級に合格すると、コーヒーに関する高度な知識や鑑定技術が認められ、コーヒーのプロフェッショナルとして認められることになります。コーヒー製造業界で生かすことができ、なおかつ「コーヒー鑑定士」への受験資格を得ることもできます。

コーヒーインストラクター1級は“プロとしてのスタート地点”

以上のように、コーヒーインストラクター1級はコーヒーのプロとして認定してもらうための第一歩です。「コーヒー鑑定士」というさらに上の段階もありますが、まずはプロへの入り口である1級を取り “コーヒーを扱う者”としてのハクをつけるところから始めなくてはなりません。
また、その“入り口”にたどり着くためにも「コーヒーインストラクター2級」という登竜門をくぐるところからはじめなくてはなりません。狭き門、長き道のりではありますが、年々受験者が増えている人気の資格です。

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