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STREAMER COFFEE COMPANY(ストリーマーコーヒーカンパニー) 茅場町

STREAMER COFFEE COMPANY(ストリーマーコーヒーカンパニー)  茅場町

ビジネスマンに愛される都市型サーフ系コーヒーショップ。

茅場町は東京証券取引所をはじめ、証券会社が多く軒を連ねており、日本有数の金融街です。平日はサラリーマンが目まぐるしく動き回る光景を目にしますが、土日になると様相は一転し、静まり長閑な空気が流れます。

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飲食店は昭和時代から続く定食屋が多く見られ、ビジネスマンに愛されながら育っていった街という印象を受けます。

STREAMER COFFEE COMPANYはラテアートのワールドチャンピオン、澤田洋史氏によって2010年に開業、渋谷、原宿、五本木、札幌、茅場町の5店舗を展開しています。

東海岸の都市型サーフ系コーヒーショップを連想させる店舗の外観・内装や、Webサイトのデザインから外資系のような雰囲気を感じますが、れっきとした日本発のコーヒーショップです。

茅場町店は2015年7月にオープン。茅場町駅7番出口を出て、水天宮方面に鎧橋を渡ってすぐの場所にあります。

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開放感有る店内は壁面を白で纏めつつ、イスやテーブルは木目調で統一されています。

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壁面にはオリジナルのTシャツやラテアートのデザインをプリントした木製のスケートボードが飾られており、スタイリッシュな内装です。

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コーヒーメニューは充実しており、特にウリであるラテメニューが豊富です。カフェラテ、モカといった定番は勿論、Millitary Latte(抹茶を使った迷彩柄のラテ)、Seasonal Latte(マンスリーで提供されるメニュー)等のオリジナルラテも提供しています。価格帯は若干高めではありますが、大きなカップで提供されるため、飲み応えは十分です。

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アメリカーノを注文。コーヒー自体の苦みが前面に感じられますが、飲み進めていくと一口目とは対照的に軽やかでさっぱりとした味が続きます。全体的に酸味を抑えており、昨今のスペシャルティコーヒーの潮流とは真逆の味で驚きました。看板メニューであるラテに合わせた焙煎をしているのが理由のようです。

STREAMER COFFEE COMPANY_coffee

Seasonal Latteはピーナッツバターカップスモカ。繊細なデザインのラテアートは目で見ても楽しい気分になります。きめ細かいスチームミルクが滑らかな舌触りで、追ってピーナッツバターの甘さが感じられます。カップの底にチョコレートシロップが沈んでいるので、ある程度飲み進めたら(美しいラテアートを惜しみつつ)マドラーで混ぜたほうが良いかも知れません。

STREAMER COFFEE COMPANY_Seasonal Latte

フードは麻布十番に店舗を構えるHUDSON MARKET BAKERSのベイクドを提供しております。NEW YORKスタイルのベイクドを意識したドーナツやパウンドケーキは焙煎の深いコーヒーとの相性も良さそうです。

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壁面には茅場町・人形町エリアをデフォルメした地図が描かれており、地域に根付いている印象も伺えます。

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平日の朝は近隣の証券会社で勤めていると思わしきサラリーマンが多く訪れます。店内はWi-Fiや電源も利用できることから日常的に使うにも適しています。

土日になると客層はがらっと変わり、人形町・水道橋付近に遊びにきたカップル、壮年・中高年のご夫婦、ベビーカーを引いた家族連れなど、訪れる人の年代層も多様性に富んでいます。

この点は、ファッション感度の高い若者層が中心顧客の渋谷店や原宿店とはかなり異なりますが、サードウェーブ系の王道の様な内装が意外にもマッチしている印象を受けました。

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STREAMER COFFEE COMPANY(ストリーマーコーヒーカンパニー)  茅場町 店舗情報

住所: 東京都中央区日本橋小網町11-8

移動時間: 茅場町駅7番出口から徒歩4分

営業時間: 8:00~20:00

定休日: なし

wifi: あり

電源: あり

喫煙: 店内は禁煙、屋外ベンチでは喫煙可

HP: http://streamercoffee.com/

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。