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おすすめのコーヒーショップ コーヒー観を変える「炭酸×コーヒー」が飲めるお店

おすすめのコーヒーショップ コーヒー観を変える「炭酸×コーヒー」が飲めるお店

以前CoffeeMeccaで炭酸コーヒーについての記事がありましたが、その際は「物珍しい飲み物」として紹介されていて「もし気が向いたら飲んでみてね!」という感じでした。

僕が炭酸コーヒーを初めて飲んだのは小学校4年の時。面白いジュースを探して自動販売機をうろうろして、偶然見つけた「物珍しい飲み物」であり、味はお世辞にも美味しい飲み物とは思えませんでした。

COFFEEHOUSE NISHIYA_interior

そんな小学生時代の(コーヒーだけに)苦い思い出は心の片隅に追いやられ、炭酸コーヒーと無縁の日々を送っていたある夏の暑い日、喉の渇きを潤したく入ったコーヒーショップに「エスプレッソトニック」なるメニューが。
聞いてみるとその名の通り、トニックウォーター(炭酸水)にエスプレッソを加えたものとのこと。恐る恐る注文して、一口飲んでみてびっくり。かつて自動販売機で買って飲んだあの炭酸コーヒーとは全くの別物でした。自分の中にあるコーヒーの世界の扉がまた一つ開かれたのであった。

というわけで、東京でお薦めの炭酸コーヒーが飲めるお店を紹介します。

COFFEE HOUSE NISHIYA(渋谷)

COFFEEHOUSE NISHIYA_shop

上述した僕の炭酸コーヒーの固定観念を良い意味で覆してくれたお店です。渋谷駅から首都高速3号線沿いを8分ほど歩いたところにある、白百合の紋章が目印のコーヒーショップ。
独創的なメニューとマスターの職人芸とも言える丁寧な所作が多くの人の支持を受けているお店です。

COFFEEHOUSE NISHIYA_espresso tonic

エスプレッソと炭酸水の綺麗なコントラストがフォトジェニックなエスプレッソトニック。
エスプレッソの適度な苦さが炭酸の喉越しを後押し、ライムの香りが鼻から抜けると爽やかな余韻。ビターな中にもほのかな甘みが感じられる大人の炭酸です。

CRAZY CAFE BLANK(両国)

CRAZY CAFE BLANK_interior

両国の住宅街にあるカフェで、完全オーダーメイド型のウェディングを展開するCRAZY WEDDINGのカフェ部門として立ち上がったお店です。
店内に飾られている美しくも何処か儚げな花は結婚式に使われた物を使用しているのだとか。

CRAZY CAFE BLANK_espresso tonic

お隣の蔵前で自家焙煎をしている「縁の木」のコーヒー豆を使ったエスプレッソトニック。コーヒーの深い香りとビターな味をしっかりと感じながらも、後からやってくる炭酸の爽やかさは気分をリフレッシュしてくれること間違いなしです。

CAFE GALLAGE(東中野)

CAFE GALLAGE_interior

東中野駅から徒歩3分ほど、雑居ビルの2階にひっそりと店を構え、木金土のみ営業しているCAFE GALLAGE。
照明を落とし昼夜の感覚がない、通りの商店街の様子とは切り離された空間。心を落ち着けて美味しいコーヒーとお酒を愉しむことができます。

CAFE GALLAGE_cold brew soda

水出しコーヒーに炭酸ガスを充填して作る「コールドブリューソーダ」は、上述のエスプレッソトニックと比べて、よりコーヒーの果実味を味わうことができます。対してコクは抑えられて軽やかな飲み応えです。

COUNTERPART COFFEE GALLERY(西新宿五丁目)

COUNTERPART COFFEE GALLERY_shop

神保町の人気ロースター「GLITCH COFFEE&ROASTERS」の2店舗目として西新宿五丁目の駅近くに2016年1月にオープンしたコーヒーショップです。新宿と冠してはいますが、中心地に見られる騒々しさは感じないエリアに位置しています。

COUNTERPART COFFEE GALLERY_PORTER

「PORTER」と名付けられたオリジナルドリンクは、エチオピアをベースにしたコールドブリューソーダと自家製レモネードをあわせ、そこにエスプレッソを落とし、最後にミントを添えて完成させたものです。
エスプレッソのコク深さとレモネードの酸味が同居した進化形炭酸コーヒーは、あなたのコーヒー観を変える「案内人(=PORTER)」かもしれません。

昨年に比べてエスプレッソトニックを提供しているお店が増えてきている印象があります(温暖化の影響?)。もしお近くのコーヒーショップで炭酸コーヒーを見かけた際には、ぜひ一度飲んでみてください。

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。