コーヒーをもっと趣味に

from afar倉庫01(フロムアファー)

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コーヒーは国境を越える

蔵前と両国の中間に位置する東駒形は下町の空気を感じるエリアです。周辺は低階層のビルや住宅が軒を連ねていて、土日は人通りも少なく長閑ではありますが、今回はそんな東駒形にあるfrom afar倉庫01(フロムアファー)というカフェを紹介します。

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2015年8月にオープンした比較的新しいお店ですが、お店の雰囲気・世界観に魅入られ、遠方から来られる方も多い様子です。

場所は都営大江戸線の蔵前駅7番出口を出て、隅田川方面へ。厩橋(うまや)を渡って左折して更に3、4分歩くと左手にお店が現れます。住宅街に溶け込む形で位置していて、周りは他にお店もなく本当に住宅がなので、気づかないで通りすぎないように注意が必要です。

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お店の手前側は陶食器や硝子などを販売しているスペースです。陳列の仕方がギャラリーのようで、また鉱石と植物のコントラストがお店の世界観を体現しています。

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カフェスペースは中央に10人ほどが座れる大きめの木製のテーブル、その奥にはソファー席が8席ほどで間隔は広めに取られています。照明は暗めではありますがそれがまた落ち着いた印象を出していて、天井も高く、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。

繊麗な雰囲気の内装から、特に女性客が多く見受けられます。非常に居心地の良い空間ですので、つい長居をしたくなってしまいますし、休日に読書や作業に耽るにも適しています。

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コーヒーメニューはブレンドとラテがあります。ティーメニューが充実していて、香港ミルクティーや台湾茶の鐵観音や菊花茶などが揃っています。フードもレモンや苺のタルト、チーズケーキ等お茶うけの良い構成です。

今回はホットのラテを注文。こちらのお店の特徴は提供されるカップにあります。絢爛華麗なコーヒーカップは伊万里焼とのこと。

お店ごとの個性というか、味は勿論、内装やコンセプトの違いを目の当たりにする機会は常にあります。コーヒーというと欧米のイメージが先行しますが、意外と和の器との相性が良かったり、ボーダーレスな飲み物なのだなと、改めて感じました。

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台湾茶の鐵観音もいただきました。台湾と広東出身の方が開いたお店ということもあり、台湾茶のメニューが豊富です。

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ギャラリーとして展示を行っていたり、定期的にワークショップを開催していたり、カフェとして以外でも多くの用途で利用されているお店です。イベントの情報はお店のサイトで見ることができます。

帰り際に浅草付近を歩いていたら丁度桜が満開の季節でしたので、非常に多くの人で賑わっていました。こちらのお店は浅草や両国などの観光スポットから徒歩圏内ですが、表通りから少し離れるので人混みに疲れたら一休みしに訪れてみるのも良いと思います。

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from afar倉庫01(フロムアファー) 店舗情報

住所:東京都墨田区東駒形1-1-9

移動時間:蔵前駅A7出口から徒歩約8分

営業日:12:00~19:00

定休日:月曜

wifi:なし

電源:なし

喫煙:不可

HP:http://www.fromafar-tokyo.com/

 

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。