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コーヒーメーカー「カリタ」の歴史

コーヒーメーカー「カリタ」の歴史

カリタ(Kalita)は、1958年に東京の日本橋で創業された日本のコーヒーメーカーの会社です。現在は神奈川県横浜市に本社をおいています。カリタは喫茶店ブームの波に乗り業務用コーヒー機器を製造販売し、その後は家庭用のコーヒー機器やコーヒーフィルターも販売し有名になり、日本のコーヒー文化の草分け的存在といえます。

家庭用無漂白ペーパーフィルターは、このカリタがどこよりも先駆けて開発し販売しました。ドリッパーも有名で、カリタ式というコーヒーの淹れ方もあります。

カリタの由来

カリタは、ドイツ語の「Kaffee(コーヒー)」と「Flter(フィルター)」の組み合わせた造語によってつけられました。よく似た名前のコーヒーメーカーとして「メリタ」がありますが、こちらはドイツのコーヒーメーカーで、まったく別の会社になります。

カリタ式とは

「カリタ式」とは、カリタ独自の三つ穴構造ドリッパーとペーパーフィルターを組み合わせた抽出方法のことです。

カリタ式の特徴

特徴としては、扇形のドリッパーとコーヒーを抽出する穴が3つあるということです。内側は深めのリブになっています。

このリブのおかげで、コーヒーとドリッパーの接する部分が少なく済み、お湯が順調に落ちるようになっています。細口のケトルでゆっくりと安定してお湯を注ぐこと、何回かにお湯を分けて注ぐことが、上手に淹れられるコツだそうです。これはカリタの、お湯をコーヒー豆に浸透・通過させて抽出するという考えに基づいたものです。

抽出が早いことであっさりとしたコーヒーが出来上がるとのことです。

カリタの製品

カリタが扱う製品は、ペーパーフィルターとドリッパーだけではありません。

カリタのHPを見てみると、ハンドドリップ・コーヒーミル・コーヒーメーカーはもちろんのこと、マグカップやランチョンマット、エプロンなどのオリジナルグッズも取り扱っており幅広い商品を展開しています。また、創業当初からある業務用製品の取り扱いは、現在でも続いています。

カリタが支持される理由とは

カリタは機能性だけでなく、そのデザイン性が高いことも支持される理由の一つでもあります。コーヒーを淹れる機器というだけではなく、インテリアの一つとして、存在感を示すことができます。

また、コーヒーメーカーの種類が豊富で、業務用から個人用まで幅広く展開しています。そのため自分に合った1台を見つけやすいということからも、支持される要因となっています。

コーヒーメーカー「カリタ」の歴史まとめ

業務用のコーヒー機器メーカーとして日本で創業したカリタ。日本各所に営業所を作り、家庭用のコーヒー機器も販売するようになり、様々な改良を進めてきました。そしてコーヒーメーカーとしての機器の質の高さだけでなく、個人用コーヒーメーカーでも何が求められているのかを理解し、作られています。この細やかな心遣いが日本人だけでなく、世界各国のコーヒー愛好家に愛される一因となっているのですね。

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coffeemecca編集部

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