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コーヒーバリスタとは

コーヒーバリスタとは

近年のカフェ人気で、その名をよく知られるようになった「バリスタ」。では、コーヒーバリスタはどのような仕事か、バリスタの大会や資格についても探ってみたいと思います。

コーヒーバリスタとは

バリスタの語源はイタリア語のbarista。「バール(bar)でサービスする人」という意味になります。イタリアのバールは日中カフェ(エスプレッソ)を提供し、夜はアルコールが一般的です。日本では、カフェでコーヒー、中でもエスプレッソを淹れて提供する人を「バリスタ」と呼ぶようになりました。

コーヒーバリスタの仕事

コーヒーバリスタの仕事は、ただ単にコーヒーを淹れるだけではありません。コーヒー豆の特徴や客の好みに合わせた最高のコーヒーと、くつろいで楽しんでもらうための雰囲気づくりや会話なども含めた「おもてなし」も大切にしています。最高の一杯のためにエスプレッソを淹れるマシンの調節も日々必要です。
また、コーヒーバリスタの描くラテアートも、客を楽しませるおもてなしの一つと言えますね。個人店などのオーナーバリスタともなれば、豆の仕入れだけでなく、自家焙煎を行うところも。また、フードやスイーツの調理まで仕事が及ぶこともあります。

しかし、日本ではコーヒーチェーンの店で働くスタッフをバリスタと呼んでいる場合もあるので、厳密な違いには注意しましょう。

コーヒーバリスタの資格

実は、コーヒーバリスタになるために、必要な資格というものはありません。しかし、自分の知識や技術を磨くため、お客さまに対してのアピールになるためなど、コーヒー関連の資格取得は有効です。

コーヒーバリスタの資格・検定の種類

◇日本スペシャルティコーヒー協会認定のコーヒーマイスター、アドバンスド・コーヒーマイスター
◇日本バリスタ協会認定のJBAバリスタライセンス
◇全日本コーヒー商工組合連合会認定のコーヒーインストラクター検定 など

コーヒーバリスタの大会

ワールド バリスタチャンピオンシップ(WBC)

唯一のバリスタの国際大会で、2000年から年1回開催されています。世界各国の代表選手が集まり、制限時間内にエスプレッソ・カプチーノ・シグニチャービバレッジ(創作ドリンク)を審査員分作ります。味だけではなく、作業の正確性や適切性なども合わせて審査されます。審査員は4名です。2007年にアジアでは初となる東京での大会が開催されました。

◇ジャパン バリスタチャンピオンシップ(JBC)

日本スペシャルティコーヒー協会主催のバリスタ国内大会で、2002年から開催されています。WBCと同じ内容で競われ、優勝すると日本代表としてWBCに選出されます。

他にも、ラテアート技術やコーヒー豆の焙煎技術を競い合う国内大会もあります。

資格を持っていなくてもバリスタとして働けますが、これらの資格取得や大会へ参加することで、自信と向上心に溢れた人材が増える良い機会となっていることでしょう。素敵なバリスタに出会い、おいしいコーヒーを存分に楽しみたいものですね。

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coffeemecca編集部

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