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優雅な酸味「キリマンジャロ」

優雅な酸味「キリマンジャロ」

キリマンジャロは言わずと知れたコーヒーの有名な銘柄です。キリマンジャロには、その名を知らしめるに十分な優れた風味があります。今回はキリマンジャロの風味を軸にお話しさせていただきます。

「キリマンジャロ」はこんな時にオススメ

  • 優雅に過ごしたいとき
  • 普段とは違うコーヒーを飲みたいなと思ったとき
  • 飲みやすく個性のあるコーヒーを飲みたいとき

キリマンジャロとタンザニア

Coffee_plantation_in_Tanzania

キリマンジャロは、その名の通りキリマンジャロ山が存在するタンザニア産のコーヒーブランドです。現在では広義的にタンザニア産コーヒー全般を指しており、キリマンジャロ山麓だけを指して使われることは少ないです。そのため「キリマンジャロ≒タンザニア」と考えて差しつかえはないでしょう。

しかし、近年ではキリマンジャロが一般的になり特別感が薄れ、加えて様々な風味のコーヒー豆も増えてきました。そのため既存のコーヒーと差別化を図るため、キリマンジャロという名を冠さず、農園名や独自のブランド名を用いるコーヒー豆も増えてきています。

優雅な酸味と香り

キリマンジャロは香りから味わうことができます。豆の香り(フレグランス)は華やかさと滑らかさを兼ね備えており、豆の状態ですら既に優雅さを感じることができます。

病み付きな香り

また、コーヒーの香り(アロマ)は妖艶さすら感じるほど滑らかで複雑な印象を持ち、フレグランスとはまた違う香りを楽しむことができます。
全体的には「中煎りだと明るく華やかな傾向」にあり、「深煎りだとしっとり奥ゆかしさを感じる」香りの特性を持っています。

ペーパードリップ(中煎り):ほろ苦さと爽やかさ

優雅な酸味キリマンジャロ_中煎り

滑らかな飲み口でありながら、ビターオレンジのようなほろ苦さく爽やかな酸味を感じることができ、程よく安定感のあるコクが広がってからフワッと消えていきます。
爽やかさの相乗効果によって、晴れた空の下、明るくアフタヌーンティーを楽しむ感覚で優雅に飲んでみてはいかがでしょうか。

抽出方法の一例(コーノ式名門ドリッパー)

  • 豆の分量:25g(二人分、250ml)
  • 挽き具合:中挽き
  • 抽出温度:80℃
  • ポイント
    お湯の温度が高すぎると、折角の明るさが台無しになる可能性があります。オススメは75℃~80℃くらいです。

ペーパードリップ(深煎り):しっくり安定的

優雅な酸味キリマンジャロ_深煎り

落ち着きのあるコクが酸味や苦みと混じっていて、中煎りとは一線を画した違う優雅さを感じることができます。また、濃い味に対して後味が意外とサラッとしていて心地よいので、あまり重く感じることもありません。
深煎りの場合、しっくり穏やかな優雅さを楽しむことができます。例えるのなら、ワインを飲みながらゆったり過ごす感覚に近いです。

抽出方法の一例(コーノ式名門ドリッパー)

  • 豆の分量:25g(二人分、250ml)
  • 挽き具合:中細挽き
  • 抽出温度:85℃
  • ポイント
    少し熱めに温度のお湯を太めに注いでサッと抽出すると、深煎りの濃さを出しつつサッパリ重くないコーヒーに仕上がります。

フレンチプレス(中煎り):明るく爽快

フレンチプレスで抽出したコーヒーは、苦みが少なく、明るい酸味による爽やかさを中心に味わうことができます。またコクも含まれるため、軽やかでもなく重くもなく、ちょうど飲みやすい程度に感じられます。

抽出方法の一例

  • 豆の分量:17g(300ml)
  • 挽き具合:粗挽き
  • 抽出時間:3分50秒
  • ポイント
    爽やかさを前面に押し出したい場合は短めに、酸味を中心に引き出したい場合は長めに抽出すると良いかもしれません。

アフタヌーン“コーヒー”

優雅な酸味キリマンジャロ_アフタヌーン

優雅に楽しめるキリマンジャロは、アフタヌーンティーのようにランチ後の一服にオススメです。お茶請けもアフタヌーンティー同様に、スコーンやペストリーなどとの相性が良く、まさにアフタヌーン“コーヒー”です。

キリマンジャロ(タンザニア)を扱っているカフェも多いので、コーヒーと一緒に友人と談笑に耽って楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

優雅な酸味「キリマンジャロ」まとめ

キリマンジャロは個性を持ちつつとても飲みやすいコーヒーのため、どなたでも普段とは違う味のコーヒーを楽しむことができます。
また、抽出方法によって様々な「優雅さ」を楽しむことができる点でもおすすめです。気分に合わせて自分好みのリッチな時間を、キリマンジャロと一緒に過ごしてみてはいかがでしょうか?

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About the Author

汐井有

モットーは専門化したコーヒーについて、詳細を伝えつつ噛み砕いた説明で興味を持ってもらうこと。 専門的な記事と解りやすい記事の両方を書こうと思っています。